パチンコの釘調整

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2008年7月2日 (水) 19:38時点におけるSokusinn (トーク | 投稿記録)による版

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釘調整の目的

日本全国に存在するパチンコ店は営業の終了後から開店までの間に遊技客と店舗の利益の調和を目的にホールコンピュータから得られる情報を基にパチンコ台の遊技盤面に植設された障害釘の間隔を拡大又は縮小したり曲げたり、風車の向きを変えたりする調整を行う。障害釘は一般的に遊技釘又は単に釘と呼ばれる。

遊技球と障害釘と遊技盤

パチンコは遊技客が発射ハンドルを操作して遊技球を盤面上にはじき出し、はじき出された球は流下する途中で障害釘や風車その他の装飾類に衝突や接触を繰り返し、その衝突や接触の反動で賞球口や始動口に入賞することを可能としている。

遊技球

遊技球はパチンコ遊技に使われる球、鉄製で直径が11mm、重さ5.4グラム以上5.7グラム以下に規定されており、規定に沿った球が使われている。

障害釘

ベニア合板製遊技盤に使われる釘は真鍮製、全長は35mmで頭部は釘笠部と呼ばれ1mm本体胴部23mm螺旋胴部8mm釘尖端部3mmからなる(遊技機メーカーによって全長以外は多少の違いあり)

釘胴径1.9mmから2mm(遊技機メーカーで違いあり)釘尖端部と本体胴部の間にねじり状態の螺旋部があり、この螺旋部によって遊技球が釘に激突しても衝撃で簡単に緩んだり抜けたりすることは無い。

風車に使われている釘も真鍮製だがこちらは障害釘とは異なり全長が33mm、釘本体胴に螺旋部が無く、尖端は通常の鉄釘と同じ形容をしている。

遊技盤

遊技盤の縦横のサイズは50cm以内と規定されている。 厚さ20mm、ベニア合板製の遊技盤の昨今は縦巾において50cmの規定ギリギリの大きさまで使用するように成っている。この事は2000年代初期の遊技盤と比較しても5cmから10cmも大きくなっていることを示している。

遊技盤には障害釘や風車が植設され、中央には役物と呼ばれ、遊技中にある種の条件を満たすことで作動する大入賞装置が備えられていたり、図柄表示装置備えられていたりする又、中央役物、図柄表示装置の周辺には入賞口や大入賞口、ひかり物や機種のキャラクターなどの装飾類が配設されていて遊技客の興趣を増大させる工夫がなされている。

遊技盤の呼び方はメーカーや地域によって様々だが、通称「セル」「ベニア」「板」「面」などと呼ばれ遊技盤などと正式名称で呼ぶことは少ない。

釘はこの遊技盤面に遊技釘の先端から17mm打ち込んであり、釘笠部1mmを加えて18mmが盤面上に突出している。

障害釘は機種によって様々だが、おおよそ150本から350本が1枚の遊技盤面に植設されている(一般的に無駄な釘は1本も無いと言われているが実際には無駄な釘も存在している)

配列釘の呼称

遊技盤面に植設された障害釘はその目的によっていくつものグループに分けられており、そのグループ名によって場所が特定される。

天釘(てんくぎ)

遊技盤面の最上段に植設された釘で3本から7本くらいまで横一列に並んでいる(2000年頃までは天4本と呼ばれ4本釘が常だった)一般的に遊技盤面にはじき出された遊技球が最初に激突する釘である。

連釘(れんくぎ)

釘が連なって植設されている状態を指し、遊技球を目的の場所へと導くための誘導釘であったり、役物を遊技球の激突による破損から守るための壁釘であったり、次のような種類がある。

ヨロイ釘、ハカマ釘、逆ハカマ釘、誘導釘、篭釘等あるが地域や店舗によって呼び方が異なることもある。

バラ釘

1本1本の釘の間を遊技球が抜けていくだけの間隔が設けられた独立した釘で、よく見ると横一列にきれいに並んでいたり正6角形に近い状態に配列されていたりする。

命釘(いのちくぎ)

入賞口や始動口、ワープ入り口や通過チャッカー近傍に植設された2本乃至3本の釘で、遊技球の通過を制御しなくてはならない場所に植設されている。

添え釘(そえくぎ)

命釘近傍に必ず植設されている1本の釘で、この釘の上げ下げ左右の振り加減調整で入賞が大きく左右される事がある(ジャンプ釘と呼称される場所もある)