ファビオ・ルイージ

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ファビオ・ルイージ(Fabio Luisi,1959年1月17日-)はイタリア出身の指揮者である。 現在はDR放送交響楽団の首席指揮者、ダラス交響楽団の音楽監督、日本のNHK交響楽団の首席指揮者である。

概要[編集]

イタリアのジェノバ(イタリアの北西部にある都市)生まれ。4歳からピアノを学ぶ。ジェノヴァ音楽院で1978年(19歳)でピアノのディプロマ(修了証書)を得た。その後、ピアノをアルド・チッコリーニとアントニオ・バチェリに師事する。 またピアノ伴奏者として指揮に興味を持ち、グラーツ音楽大学(オーストリアの音楽大学)でミラン・ホルヴァートに指揮を学び、1983年に卒業した。 卒業後はグラーツのオペラ座でコレペティートル兼指揮者として活動する。コレペティートルはオペラ歌手の練習ピアニスト、コーチ、イタリア語では「マエストロ・コラボラトーレ」である。伴奏のピアニストであるが、台本や楽譜の解釈を伝える重要な役割を持つ。 最初の指揮は1984年であった。1990年から1995まで、グラーツ交響楽団の首席指揮者であった。 ル(オペラ歌手の練習ピアニスト、コーチ)兼指揮者として活動する。最初の指揮は1984年であった。1990年から1995まで、グラーツ交響楽団の首席指揮者であった。

1995年から2000年までウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の芸術監督・首席指揮者となる。 1997年から2002年までスイス・ロマンド管弦楽団の首席指揮者となる。 フィラデルフィア管弦楽団、クリーヴランド交響楽団、ミュンヘン・フィル、ミラノ・スカラ座管弦楽団、ロンドン交響楽団、コンセルトヘボウ管弦楽団、サイトウ・キネン・オーケストラに定期的に客演指揮する。 2001年7月のNHK交響楽団の客員指揮者を始めて務める。 2002年にダラス交響楽団の指揮を執る。 2010年から2012年までパシフィック・ミュージック・フェスティバル芸術監督、2012年から2021年までチューリッヒ歌劇場の音楽総監督となる。 2017年よりデンマーク国立交響楽団(DR交響楽団)の首席指揮者となる(現在に至る)。 2020年よりダラス交響楽団の音楽監督となる。 2022年9月にNHK交響楽団の首席指揮者に就任した(3年間の任期)。 2023年8月29日、NHK交響楽団はファビオ・ルイージ 首席指揮者の任期を2028年8月まで延長すると発表した。

評価[編集]

ブルックナー、ブラームス、ベートーヴェン、マーラーなどドイツ・ロマン派のレパートリー、R.シュトラウスなどオーストリアの作品や、フランクやサン・サーンスといったフランス語圏の作品に取り組んでいる。フランツ・シュミットの交響曲にも意欲を見せる。 オペラハウスで下積みから叩き上げた、努力家である。 歌心と情熱に溢れた指揮、品格と奥行きのある表現が評価されている。第1コンサートマスター篠崎史紀は「リハーサルの的確さ、音楽の大きさ」を指摘する。

家庭[編集]

前妻は2名いる。Yvonne Luisi-Weichsel (1957-2021)とバーバラ・ルイージ (1964生まれ)である。現在はピアニストのユリア・レーヴィンが妻であり、3人の息子がいる。