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なお、備考となるが、「マスゴミ」という揶揄的表現がインターネットスラングの成立以前から存在している事も事実であり、古くは[[1966年]]の[[大映]][[映画]]『野良犬』において、主演の[[田宮二郎]]扮する鴨居大介が、「おまえらマスコミやない、マスゴミや!」と怒鳴る場面が存在する。
 
なお、備考となるが、「マスゴミ」という揶揄的表現がインターネットスラングの成立以前から存在している事も事実であり、古くは[[1966年]]の[[大映]][[映画]]『野良犬』において、主演の[[田宮二郎]]扮する鴨居大介が、「おまえらマスコミやない、マスゴミや!」と怒鳴る場面が存在する。
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== 2012年自民圧勝後のマスコミの反応 ==
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* [[朝日新聞]]
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:小選挙区制がうっぷん晴らしの装置になっているようでもあり悩ましい。ますますその場しのぎの国民受けに流れないか心配になる。
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:戦前の反省をふまえた、戦後日本の歩みを転換する。そうした見方が近隣国に広がれば、国益は損なわれよう。
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* [[毎日新聞]]
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:とりわけ、安倍氏ら自民党が自衛隊を「国防軍」に改称する9条改憲や、尖閣諸島への公務員常駐の検討など保守色の強い路線に傾斜していることは気がかりだ。海外にも日本に偏狭なナショナリズムが広がることを警戒する声がある。冷静に外交を立て直さねば孤立化の道すら歩みかねない。
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* [[東京新聞]]
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:有権者は白紙委任したわけではない。慢心にはしっぺ返しが待っている。
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* [[中日新聞]]
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:安倍自民党は勝利におごらず、野党の主張に耳を傾けて丁寧な国会運営に努め、地に足のついた政権運営を心掛ける必要がある。集団的自衛権の行使容認など、党の主張は一時棚上げすべきではないか。政治を機能させるための忍耐は、恥ずべきことではない。
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* [[信濃毎日新聞]]
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:今回、迷って1票を投じた有権者は自民に全権を委ねたわけではない。巨大与党の勇ましい決断は危うい。安倍総裁は自民党の公約が全面的に支持されたと受け止めるべきではない。
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* [[北海道新聞]]
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:大勝した自民党の安倍晋三総裁は、そこをかみしめる必要があるだろう。改憲や外交・防衛政策での強硬姿勢は特に気になる。首相として失敗した過去もある。
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* [[沖縄タイムス]]
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:国全体に堪える力が乏しくなり、選挙がうっぷん晴らしの場になっているのではないかと危惧する。
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* [[高知新聞]]
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:自民党が掲げた看板は「日本を、取り戻す」。経済や教育、外交、安心を取り戻すというが、それがなぜ「日本を」となるのだろう。
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* [[中央日報]]
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:右翼の躍進は日本社会の右傾化の産物でもある。民主党政権発足に対する反作用でインターネットは「ネット右翼」と呼ばれる極右勢力に掌握された。
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=== 米元高官「米で『安倍首相で日本が右傾化』と言ってたのは、同氏を憎む朝日新聞の手法を輸入した人やメディア」 ===
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「安倍政権誕生となると、北京の論客たちはあらゆる機会をとらえて『日本はいまや右傾化する危険な国家だ』と非難し続けるでしょう。しかし『右傾化』というのが防衛費を増し、米国とのより有効な防衛協力の障害となる集団的自衛権禁止のような旧態の規制を排することを意味するのなら、私たちは大賛成です」
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ブッシュ前政権の国家安全保障会議でアジア上級部長を務めた[[マイケル・グリーン]]氏が淡々と語った。日本の衆院選の5日ほど前、ワシントンの大手研究機関、ヘリテージ財団が開いた日韓両国の選挙を評価する討論会だった。日本については自民党の勝利が確実ということで安倍政権の再登場が前提となっていた。
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[[CIA]]の長年の朝鮮半島アナリストを経て、現在は同財団の北東アジア専門の上級研究員であるブルース・クリングナー氏も、「右傾」の虚構を指摘するのだった。
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「日本が右に動くとすれば、長年の徹底した消極平和主義、安全保障への無関心や不関与という極端な左の立場を離れ、真ん中へ向かおうとしているだけです。中国の攻撃的な行動への日本の毅然とした対応は米側としてなんの心配もありません」
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確かに「右傾」というのはいかがわしい用語である。正確な定義は不明なまま、軍国主義や民族主義、独裁志向をにじませる情緒的なレッテル言葉だともいえよう。そもそも右とか左とは政治イデオロギーでの右翼や左翼を指し、共産主義や社会主義が左の、反共や保守独裁が右の極とされてきた。
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日本や米国の一部、そして中国からいま自民党の安倍晋三総裁にぶつけられる「右傾」という言葉は、まず国の防衛の強化や軍事力の効用の認知に対してだといえよう。だがちょっと待て、である。現在の世界で軍事力増強に持てる資源の最大限を注ぐ国は中国、そして北朝鮮だからだ。この両国とも共産主義を掲げる最左翼の独裁国家である。だから軍事増強は実は「左傾化」だろう。
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まして日本がいかに防衛努力を強めても核兵器や長距離ミサイルを多数、配備する中国とは次元が異なる。この点、グリーン氏はフィリピン外相が最近、中国の軍拡への抑止として日本が消極平和主義憲法を捨てて、「再軍備」を進めてほしいと言明したことを指摘して語った。
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「日本がアジア全体への軍事的脅威になるという中国の主張は他のアジア諸国では誰も信じないでしょう。東南アジア諸国はむしろ日本の軍事力増強を望んでいます」同氏は米国側にも言葉を向ける。
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「私はオバマ政権2期目の対日政策担当者が新しくなり、韓国の一部の声などに影響され、安倍政権に対し『右傾』への警告などを送ることを恐れています。それは大きなミスとなります。まず日本の対米信頼を崩します」
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グリーン氏は前の安倍政権時代の米側の動きをも論評した。「米側ではいわゆる慰安婦問題を機に左派のエリートやニューヨーク・タイムズ、ロサンゼルス・タイムズが安倍氏を『危険な右翼』としてたたきました。安倍氏の政府間レベルでの戦略的な貢献を認識せずに、でした。その『安倍たたき』は日本側で同氏をとにかく憎む朝日新聞の手法を一部、輸入した形でした。今後はその繰り返しは避けたいです」
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不当なレッテルに惑わされず、安倍政権の真価を日米同盟強化に資するべきだという主張だろう。
  
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==

2012年12月30日 (日) 22:08時点における版

マスゴミとは、マスメディアを批判的に扱う際に用いられる蔑称(俗語・スラング)であり、インターネットスラングの一種である。

概要

マスコミを批判・卑下する際に使用される用語であり、『マスコミ』と『ゴミ』のかばん語である。マスコミは一般的に「社会の公器」として報道を行う事を建前としており、特に大手のマスコミはそう表明するが故にある種特権的な立場に立っている。だが、同時に企業活動としては激しい視聴率競争に常時晒されている一面があり、社内・業界内での評価の対象となる高視聴率やスクープを目当てに取材活動やパフォーマンス表現がエスカレート・暴走する結果として特にモラル面の問題を半ば恒常的に抱えており、マスコミ自身が様々な不祥事という形で社会的話題を提供してきた事も事実である。 「マスゴミ」とは、この様な、

  • 自称・他称している「社会の公器」としての理念に反した行為や不祥事
  • 過去の問題の反省を生かす事ができない報道体制
  • 自らも権力という責任ある立場であることに自覚的でない態度

などから、もはや存在が社会の利益にならないと信用を置かれず、特権を与えるに値しない存在=「ゴミ」同然の集団であるという揶揄の表現である。 問題として使われる事象としては次のようなものがある。

  1. 宮崎勤事件におけるおたくバッシング椿事件などに代表される意図的な偏向報道ネガティブ・キャンペーンによる報道の公平性・中立性を無視した報道姿勢
  2. TBS不二家捏造報道問題朝日新聞珊瑚記事捏造事件毎日デイリーニューズWaiWai問題などに代表される捏造報道
  3. 自らの思想信条や主義主張と相容れなかったり、敵対勢力と見なす個人・政治家・団体などに対しては徹底的・執拗な批判を展開するが、自身或いは自らが支援する個人・政治家・団体の不祥事に対しては隠蔽・黙殺・開き直りかとも思われるような態度をとる
  4. 排他的体質を持つ記者クラブの構成(代表的な例としては、信濃毎日新聞田中康夫に対するバッシングなど)
  5. 所沢ダイオキシン訴訟松本サリン事件などの報道被害に見られる人権を無視した報道姿勢
  6. 新潟県中越地震JR福知山線脱線事故などの際に見られた、報道ヘリの過剰な使用による救出活動の妨害及び周辺への騒音被害
  7. 大きな後ろ楯を持たない一般人や有名人に対しては容赦のない報道を行うが、権力やコネを持つと思われる政治家官僚大企業宗教団体宗教指導者広告代理店取次会社・大手事務所所属の芸能人、それに加えてタブーを持つとされる皇室旧宮家関係者等の、利権犯罪不祥事・問題発言等を知りながら故意に報道しないと思われる事案が度を超えて多い(報道におけるタブー
  8. フジテレビ王シュレット事件などに代表される意図的な俗悪番組による放送倫理を無視した放送姿勢。

以上のような事例から、ジャーナリズムの精神や理念を、現代のマスコミは軽視・無視、あるいは自ら放棄していると考える者もおり、マスコミと呼ぶに相応しくないと見なす傾向などから生まれた言葉であると思われる。

なお、備考となるが、「マスゴミ」という揶揄的表現がインターネットスラングの成立以前から存在している事も事実であり、古くは1966年大映映画『野良犬』において、主演の田宮二郎扮する鴨居大介が、「おまえらマスコミやない、マスゴミや!」と怒鳴る場面が存在する。

2012年自民圧勝後のマスコミの反応

小選挙区制がうっぷん晴らしの装置になっているようでもあり悩ましい。ますますその場しのぎの国民受けに流れないか心配になる。
戦前の反省をふまえた、戦後日本の歩みを転換する。そうした見方が近隣国に広がれば、国益は損なわれよう。
とりわけ、安倍氏ら自民党が自衛隊を「国防軍」に改称する9条改憲や、尖閣諸島への公務員常駐の検討など保守色の強い路線に傾斜していることは気がかりだ。海外にも日本に偏狭なナショナリズムが広がることを警戒する声がある。冷静に外交を立て直さねば孤立化の道すら歩みかねない。
有権者は白紙委任したわけではない。慢心にはしっぺ返しが待っている。
安倍自民党は勝利におごらず、野党の主張に耳を傾けて丁寧な国会運営に努め、地に足のついた政権運営を心掛ける必要がある。集団的自衛権の行使容認など、党の主張は一時棚上げすべきではないか。政治を機能させるための忍耐は、恥ずべきことではない。
今回、迷って1票を投じた有権者は自民に全権を委ねたわけではない。巨大与党の勇ましい決断は危うい。安倍総裁は自民党の公約が全面的に支持されたと受け止めるべきではない。
大勝した自民党の安倍晋三総裁は、そこをかみしめる必要があるだろう。改憲や外交・防衛政策での強硬姿勢は特に気になる。首相として失敗した過去もある。
国全体に堪える力が乏しくなり、選挙がうっぷん晴らしの場になっているのではないかと危惧する。
自民党が掲げた看板は「日本を、取り戻す」。経済や教育、外交、安心を取り戻すというが、それがなぜ「日本を」となるのだろう。
右翼の躍進は日本社会の右傾化の産物でもある。民主党政権発足に対する反作用でインターネットは「ネット右翼」と呼ばれる極右勢力に掌握された。

米元高官「米で『安倍首相で日本が右傾化』と言ってたのは、同氏を憎む朝日新聞の手法を輸入した人やメディア」

「安倍政権誕生となると、北京の論客たちはあらゆる機会をとらえて『日本はいまや右傾化する危険な国家だ』と非難し続けるでしょう。しかし『右傾化』というのが防衛費を増し、米国とのより有効な防衛協力の障害となる集団的自衛権禁止のような旧態の規制を排することを意味するのなら、私たちは大賛成です」

ブッシュ前政権の国家安全保障会議でアジア上級部長を務めたマイケル・グリーン氏が淡々と語った。日本の衆院選の5日ほど前、ワシントンの大手研究機関、ヘリテージ財団が開いた日韓両国の選挙を評価する討論会だった。日本については自民党の勝利が確実ということで安倍政権の再登場が前提となっていた。

CIAの長年の朝鮮半島アナリストを経て、現在は同財団の北東アジア専門の上級研究員であるブルース・クリングナー氏も、「右傾」の虚構を指摘するのだった。

「日本が右に動くとすれば、長年の徹底した消極平和主義、安全保障への無関心や不関与という極端な左の立場を離れ、真ん中へ向かおうとしているだけです。中国の攻撃的な行動への日本の毅然とした対応は米側としてなんの心配もありません」

確かに「右傾」というのはいかがわしい用語である。正確な定義は不明なまま、軍国主義や民族主義、独裁志向をにじませる情緒的なレッテル言葉だともいえよう。そもそも右とか左とは政治イデオロギーでの右翼や左翼を指し、共産主義や社会主義が左の、反共や保守独裁が右の極とされてきた。

日本や米国の一部、そして中国からいま自民党の安倍晋三総裁にぶつけられる「右傾」という言葉は、まず国の防衛の強化や軍事力の効用の認知に対してだといえよう。だがちょっと待て、である。現在の世界で軍事力増強に持てる資源の最大限を注ぐ国は中国、そして北朝鮮だからだ。この両国とも共産主義を掲げる最左翼の独裁国家である。だから軍事増強は実は「左傾化」だろう。

まして日本がいかに防衛努力を強めても核兵器や長距離ミサイルを多数、配備する中国とは次元が異なる。この点、グリーン氏はフィリピン外相が最近、中国の軍拡への抑止として日本が消極平和主義憲法を捨てて、「再軍備」を進めてほしいと言明したことを指摘して語った。

「日本がアジア全体への軍事的脅威になるという中国の主張は他のアジア諸国では誰も信じないでしょう。東南アジア諸国はむしろ日本の軍事力増強を望んでいます」同氏は米国側にも言葉を向ける。

「私はオバマ政権2期目の対日政策担当者が新しくなり、韓国の一部の声などに影響され、安倍政権に対し『右傾』への警告などを送ることを恐れています。それは大きなミスとなります。まず日本の対米信頼を崩します」

グリーン氏は前の安倍政権時代の米側の動きをも論評した。「米側ではいわゆる慰安婦問題を機に左派のエリートやニューヨーク・タイムズ、ロサンゼルス・タイムズが安倍氏を『危険な右翼』としてたたきました。安倍氏の政府間レベルでの戦略的な貢献を認識せずに、でした。その『安倍たたき』は日本側で同氏をとにかく憎む朝日新聞の手法を一部、輸入した形でした。今後はその繰り返しは避けたいです」

不当なレッテルに惑わされず、安倍政権の真価を日米同盟強化に資するべきだという主張だろう。

関連項目

参考文献

外部リンク