「ルイージ (ゲームキャラクター)」の版間の差分

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*『[[マリオカート64]]』以降に発売されたゲームソフト:[[チャールズ・マティネー]]
 
*『[[マリオカート64]]』以降に発売されたゲームソフト:[[チャールズ・マティネー]]
 
*2005~2006年に放映された実写CM「HOT MARIO BROS.」:[[矢部浩之]]([[ナインティナイン]])
 
*2005~2006年に放映された実写CM「HOT MARIO BROS.」:[[矢部浩之]]([[ナインティナイン]])
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フジテレビの物真似。工藤兄弟
  
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==

2014年4月21日 (月) 11:53時点における版

ルイージ (LUIGI) は、任天堂ゲームに登場する架空の人物である。

プロフィール

位置付け

世界のスーパースター、マリオの双子の弟である。初期作品ではマリオが1プレイヤー用キャラ、ルイージが2プレイヤー用キャラという位置付けであった。近年でも地味で報われないような役が多く、マリオシリーズにおいては異色の存在感を放っているキャラクターである。主な異名に“永遠の2番手”“緑の人気者”がある。

名前の由来

名前は任天堂の米国法人 (Nintendo of America, NOA) の社員が付けたものである。イタリア人に多いかつ語呂の良い名前を模索した結果、『ルイージ』となった。一部流布している『宮本茂が「マリオの類似(るいじ)やからルイージでええんちゃう」と言ったために決まったことに由来する[1]』というのは後付の通説である。

人物

性格は穏やかで心優しいが、やや内気かつ臆病である。最近では、天然でおっちょこちょいな一面が目立つ。他にも、日記を付けていたり(『マリオストーリー』より)、帽子は手洗いに限る(『ルイージマンション』より)といった拘りを持っていることから、マメな性格である事が窺える。一人称は「ボク」(任天堂の公式での場合。アニメ版等では「オレ」の場合もある)で、基本的に柔らかめの口調で喋る。お化けや怪物といった類のものが大の苦手。

マリオ双子の弟なので、マリオと同い年であり、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』で見られるフィギュアの説明によると26歳前後である(ただ厳密に言うと詳細な設定は存在しない)。ただし、映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』においては孤児だったところをマリオに育てられたことにより年の離れた義理の兄弟(ルイージは「父親でもあり兄さんでもあり」と発言)という設定になっている。2008年で生誕25周年を迎えた。

外見的特徴

登場初期はマリオと色違いなだけで全く特徴に違いの無いキャラクターであったが、後に双方を区別する為、いくつかの相違点が加えられた。現在の公式設定では、兄のマリオより長身で痩せ型、髭の形が異なる、シャツ・帽子が緑でオーバーオールが紺色、そして帽子のマークが「L」である事がマリオとの主な相違点である。

ゲーム内での声優はマリオと同様、チャールズ・マーティネー (Charles Martinet) が務めている。アニメ作品の『スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!』では水島裕が、OVA『アマダアニメシリーズスーパーマリオ』では龍田直樹が声優を務めていた。

マリオとの違い

個性を見出すために

初期の作品では、ゲーム&ウオッチ版『マリオブラザーズ』など、後に一人立ちするマリオの相棒として登場したが、姿も能力も全くと言って良いほど違いがなかった。業務用の『マリオブラザーズ』でプレイ上の識別のためにマリオの色違い(緑のシャツに白のツナギ・帽子)のキャラクターが登場し、これが今の"緑のルイージ"としての初登場作品となった。

シリーズを重ねるうちに、ただの2プレイヤーキャラとしてではなく、徐々にマリオとは違った個性が現れてくる。初めてマリオとの差別化が図られた作品は『スーパーマリオブラザーズ2』。この作品では「マリオに比べてジャンプ力が高いが滑りやすい」という一癖ある操作設定にされた。後に、これがマリオに対するルイージの最も基本的な性能の違いとされ、以降のアクションシリーズでもこの設定が多用されるようになる。他にも、服装の配色がシャツ・帽子が緑、ツナギが紺色になり(『スーパーマリオブラザーズ3』から)、長身で痩せ型、マリオと髭の形が異なる、ジャンプ時に足をバタつかせる(『スーパーマリオUSA』、『スーパーマリオ64DS』等)、少し(後にかなり)気弱な性格(初出は『マリオストーリー』のルイージの日記にある記述より。本格的に出たのは『ルイージマンション』から)、多少ドジ(『ペーパーマリオRPG』から)といった、マリオとは大きく異なるルイージならではの特徴が次々と作られた。

しかし、ルイージの性格を決定的にし、また一般に広く知らしめたのは漫画家吉田戦車の功績が大きいと思われる。SFC発売前から『ファミ通』で連載されていた吉田の4コマゲーム漫画「はまり道」において、現在の彼に一部繋がる相当強烈なキャラクター付けをされていた。この単行本の帯を書いたのが宮本茂であり、「文句を言おうとしたが、そのまえに笑わされてしまった」として容認しており、任天堂本体も認めたのか『スーパーマリオワールド』の公式ガイドブックには吉田のマリオ4コマが描き下ろしで数点掲載される程だった。

スポーツ系のゲームでは、マリオ共々、平均的な能力を持つオールラウンダーとして扱われるが、マリオはパワーが若干強くなっているのに対し、ルイージはテクニックに長けているという差もある(『マリオテニスGC』では攻撃系スペシャルショットにマリオは巨大な鉄のハンマーを使用したのに対し、ルイージは巨大なピコピコハンマーを使用したなど)。

また、NINTENDO64よりマリオファミリーは声を発するようになった。当初マリオより高い声を発していたルイージだったが、『マリオゴルフ64』からは低い声で喋るよう変更され、ローテンションさが強調されるようになった(しかしそれより後の作品でも、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』や『マリオカートアドバンス』のように、過去作品の音声を流用している作品では一部マリオより高い声を発しているものもある)。

永遠の2番手からの脱却

長年2プレイヤー用のキャラやパーティゲーム要員としての活躍しか無かった故に、「永遠の2番手」と呼ばれ続け、後発キャラのヨッシーワリオにまで主役作を先に発表されてきたルイージであるが、『ルイージマンション』で遂に念願の主役の座に就いた。これはゲームキューブ本体との同時発売タイトルでもあるという大役でもあった。なお、日本未発売のものでは、地理学習ゲーム『マリオ イズ ミッシング!』が初の主役であるが、任天堂はライセンス供与のみで開発・販売に関わっていない。

RPGシリーズにおける第1作目である『スーパーマリオRPG』では取扱説明書とエンディングにしか顔を見せず、『マリオストーリー』でもマリオが冒険に出ている間は、家でずっと留守番役をしているという脇役ぶりであったが、『マリオ&ルイージRPG』ではマリオの良きパートナーとなる。もっとも、冒険の先々で(マリオと同じように旧知の仲であるはずのクッパにすら)『緑のヒゲ』『頼りないヒゲ』呼ばわりされ、名前すら覚えられていなかったり、海を渡る際、マリオにハンマーで平べったく叩き潰され、サーフボード代わりにされる(しかもルイージは水面に顔をつけているので息継ぎが出来ない状態)といった悲惨な扱いを受けていた。このシリーズの続編にあたる『マリオ&ルイージRPG2』、『マリオ&ルイージRPG3!!!』でも活躍を見せたが、やはり地味で臆病な面が強く押し出されている。

ペーパーマリオRPG』では、エクレア姫という人物を助けるために単身冒険に出ている。しかし彼の勇姿はゲーム本編には全く収録されていない。仲間の話を聞く限り、旅先で迷惑ばかりかけていたとのことである。ただしエクレア姫は無事に救出しており、それなりに活躍していた模様。彼の冒険の内容を書いた本『スーパールイージ』シリーズが(かなり話を美化した上で)発売されており、ベストセラーになっているようだ。

スーパーマリオ64』では一切出番がなかったルイージだが、リメイク版『スーパ ーマリオ64DS』では操作キャラとなり、ゲーム中では64版に登場したスケスケマリオの能力を受け継いだ「スケスケルイージ」に変身することができる。また、彼特有の能力として、短時間の水面歩行などもある。しかしゲーム中の解説(看板)によれば、スケスケルイージは影が薄いから、水面歩行は水に浮くほど存在が軽いから可能なのである。また、同作品ではキノピオ達やウサギにすら「マリオさんの足を引っ張らないようにがんばって」「こんなカゲのうすいやつに捕まるなんて」等と言われる程に見下されている。

スーパーペーパーマリオ』では、ヨゲン書に書かれた予言の成否を左右する重要な人物として登場。そのため、ノワール一味に洗脳されたり、洗脳が解けた後はマリオ達の仲間となって同行するが、最後で再び洗脳されるなど、その立場は二転三転する。洗脳されている間は自ら「ミスターL」と名乗り、専用メカ「エルガンダー」と共にマリオ達の前に立ちはだかる。なお、このミスターLとなった際の性格は、マリオに対して強烈なライバル心をむき出しにするなど前述の吉田戦車が描いたルイージ像に繋がるものがある。

スーパーマリオギャラクシー』では、最初はファントムギャラクシーの館に幽閉されているが、救出に成功した後、いくつかのパワースター探しを手伝ってくれるようになる。しかし、約束通りパワースターを見つけ出し、手に入れているのはいいものの、毎回向かったギャラクシーから帰れなくなるという失態を犯している。後にルイージを救出し、彼が見つけ出したスターを受け取ると、毎回マリオの後ろでちゃっかりポーズを決めるというお茶目な行動も見せる。また、スターを120個すべて集めると、ルイージをプレイヤーキャラとして使い、ゲームをプレイする事も可能である。性能の違いは、マリオよりジャンプ力が高く移動速度も速い、滑りやすい、水中での息が長く続かない等、多々ある。しかしシナリオはマリオのものと変わっていないため、場面によってはルイージが同時に2人登場することとなる(ルイージ本人はそれを「自分によく似た人」としか思っておらず、殆ど気に留めていない)。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』では、全作において隠しキャラクターとして登場。このシリーズでは、ディレクターの桜井政博によるキャラの脚色もあってか、特にネガティブ色・イロモノ色が強く扱われており、戦闘時に見せるモーション・表情がコミカルかつ奇天烈である(そもそもルイージが初めて「永遠の2番手」と呼ばれたのが本シリーズ1作目での事である)。基本的な性能としてはやはりマリオよりジャンプ力が高く、滑りやすい。また、マリオより長身である故に攻撃のリーチもやや長い。
使用する技はモーションこそマリオと似たものが殆どだが、それぞれダメージや吹っ飛び方向、その他様々な点で微妙な差異があり、マリオとの大幅な差別化が図られている。必殺ワザについても、密着状態で懐に当てると相手を大きく吹っ飛ばせるが、そうでなければ非常に隙の大きいカス当たりにしかならない「ファイアジャンプパンチ」や、1/8の確率で暴発してしまう横突進技「ルイージロケット」など、攻守のバランスが取れているマリオと比較すると、癖が強く少々ギャンブル性のあるものが多い。
X』での各キャラ固有の強力必殺ワザ「最後の切りふだ」では「ネガティブゾーン」という、奇妙なダンスを踊るルイージを中心に奇妙な球状空間を形成する(さらにアレンジされた『ルイージマンション』のテーマ曲まで入る)技を繰り出し、「最後の切りふだ」までも後ろ向きという“ルイージらしさ”をプレイヤーに見せつけた。しかしこの技を発動すると、ゾーン内に入っている相手は通常時より吹っ飛び易くなる上に、ランダムで様々なマイナス効果が付加され、まともに動く事すら出来なくなる。そしてダンスが終わった後は、動けなくなった相手への止めを確実に命中させられる為、「最後の切りふだ」としては非常に強力である。
また同作品のスネークロイ・キャンベルとの通信のやりとりで、ロイ・キャンベルから(彼の過去もあってか)「永遠の二番手、日陰者、兄に勝る弟など居ない」と罵られた。
同作品のアドベンチャーモード『亜空の使者』では、ただ歩いてきただけのワドルディに怯えていた所を、背後から現れたデデデの不意打ちを喰らったことでフィギュアにされ、デデデに捕獲されるという、近年根付いたヘタレぶりが初登場時から大いに強調されていた。ストーリー後半から暫くは劇中で登場しなくなるが、黒幕・タブーによってファイター達が一時全滅した後、デデデのブローチを身に着けていた事で復活。同時に復活したネスやデデデと共にファイター達を救出するという活躍を見せた。

このように、単なる"マリオの代わり"としてではない、独自的な活躍を見せる機会が増えてはいるものの、ルイージ自身は既に地味で報われないキャラクターである事が公式設定となっているようで、任天堂も依然としてこの方向で作品作りを進めているようである。

関連キャラクター

マリオ
ルイージの双子の。ルイージは普通、マリオの事を名前で呼ぶが、日本語のテキストでは「兄さん」と訳されている(英語圏の人は、兄弟でもお互い名前で呼ぶのが普通となっている)。
ピーチ姫
キノコ王国のお姫様で、基本的にマリオに救われる役だが、ゲームによってはルイージ主体でゲームを進めることでマリオではなくルイージに救われることになる。スーパープリンセスピーチではルイージのことを緑のオッサンと言及しており、ほとんど記憶に残っていない様子。
クッパ
クッパ軍団の大魔王。毎度ピーチ姫をさらっていく彼はルイージにとっても宿敵である(クッパから見るルイージの価値観は作品によって異なる)。時には世界を守る為、一緒に冒険をする事もあった。
デイジー
サラサ・ランドのお姫様。『マリオオープンゴルフ』にてルイージのキャディとして登場してから、「ルイージ×デイジー」というイメージが現れ、恋仲とも言われている(『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』では世界観自体が違うものの、恋仲の設定で描かれている)が、真相は不明。しかし『マリオカートWii』のデイジーサーキットには、手を繋いだルイージとデイジーの像があるなど、ルイージとデイジーがペアと扱われる機会は近年さらに増えつつある。
ワルイージ
ルイージのライバルとして『マリオテニス64』で登場。だが、殆どは彼の一方的なライバル視で終わっている。
キングテレサ
ルイージ初の主役作品『ルイージマンション』のラストボス。
ロゼッタ
スーパーマリオギャラクシー』で競演。ほうき星の天文台の主。スターを見つけたがほうき星の天文台に帰ってくることが出来ないルイージを助けに行くと「ロゼッタさんには、このスターはボクが見つけたって言ってね。」のようなロゼッタを意識した発言がある。

登場作品

  • [ファミコンリミックス及び2

2014年3月13日のファミ通でスーパールイージの画像が掲載された [マリオブラザーズ]]

ルイージマンション2 マリルイRPG4 スーパールイージ ドクタールイージ

配役

フジテレビの物真似。工藤兄弟

関連項目

天魔さんが行く。 内容がルイージマンション に酷似している

外部リンク

テンプレート:mario character テンプレート:マリオカートシリーズの登場レーサー