タルト (洋菓子)

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タルトフランス語tarte)とは、菓子の一種。

概要[編集]

パイ生地(あるいはビスケット状の生地)で作った器の上に、クリーム果物等を盛りつけた菓子がそう呼ばれているが、正確にはタルト生地というものが存在する。

一般的にはタルトというとこれの事を指すが、愛媛県出身者の多くは薄く焼いた(もしくはスライスした)カステラ生地に餡をはさみ巻いて作るロールケーキ状の愛媛の郷土菓子のタルトを思い浮かべるが、洋菓子のタルトとは別の菓子なので注意が必要である。なお、この郷土菓子のタルトも語源としては、同じとされている。

ヨーロッパでは、上にパイ生地が被せられ中のリンゴが煮込まれてジャムに近いような形状になっている、いわゆるアップルパイの事も『リンゴのタルト』という名称の場合が多い。

タルトの歴史[編集]

タルトは古代ローマ時代のトールタ tōrtaというお菓子に由来しており、さらにそのルーツは古代ギリシアエジプトにあるといわれている。ジャムクリームはそのままではゲル状で食べにくいため、食べられる器に入れて出そうとしたのが始まりである。ちなみにタルトという語自体はフランス語である(トルテはドイツ語)。

タルト生地(パートシュクレ Pâte sucrée)の作り方[編集]

  1. ボウルにバターを入れクリーム状になるまでよく混ぜる。
  2. ふるった砂糖を2~3回に分けて加え、空気をいれるようにしてすり混ぜる。
  3. 溶きほぐした卵黄を少しずつ加えながら混ぜ合わせ、バニラを加える。
  4. さらに薄力粉を加え、ひとかたまりになるまで練らないようにして混ぜる。
  5. 全体が均一に混ざれば、軽く打ち粉をした台に乗せ、麺棒を軽く転がすようにして生地を伸ばす。
  6. 2~3ミリの厚さに生地が伸びたら、麺棒に巻きつけて、タルト型の上にのせる。
  7. 麺棒を回しながら生地を型の上にかぶせ、指で押さえて生地を型になじませる。
  8. 麺棒を型の上で転がし、余分な生地を切り取る。
  9. 生地の底にフォークで穴を沢山あけ、生地が膨らむのを防ぐ。
  10. 生地の上にアルミ箔を敷き、重石をして180℃のオーブンで15分焼き、重石をとってさらに10分焼く。

関連項目[編集]

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外部リンク[編集]

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