テイルズオブシンフォニア

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テイルズ オブ シンフォニア
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ジャンル
ゲーム:
ゲームジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 ニンテンドーゲームキューブ
プレイステーション2
必要環境
推奨環境
ゲームエンジン
修正パッチ
開発元 ナムコ・テイルズスタジオ
発売元 ナムコ
(現・バンダイナムコゲームス
プロデューサー
監督
キャラクターデザイン 藤島康介
メディア GC:GC用8cm光ディスク 2枚組
PS2:DVD-ROM 1枚
プレイ人数 1〜4人
発売日 2003年8月29日(GC)
2004年9月22日(PS2)
稼動時期
販売価格 GC:7,140円(税込)
PS2:7,140円(税込)
売上本数 日本の旗 日本32万本(GC)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国53万本(GC)
欧州連合の旗 欧州連合23万本(GC)
日本の旗 日本40万本(PS2)
レイティング CERO: 全年齢
ESRB: T (Teen)
PEGI: 12+
OFLC: M15+
インタフェース
コンテンツアイコン 暴力、言葉・その他 (PEGI)
キャラクター名設定
エンディング数
セーブファイル数
セーブファイル容量
クイックセーブ
クイックロード
コンテニュー
画面サイズ
全画面表示モード
音楽フォーマット
キャラクターボイス
バックログ
CGモード
音楽モード
回想モード
メッセージスキップ
オートモード
その他
小説:
著者 結城聖
イラスト 松竹徳幸
出版社 スーパーダッシュ文庫
掲載誌
レーベル
発売日
発表期間 -
巻数 全3巻
話数
その他
小説:
著者 矢島さら
イラスト 中嶋敦子
出版社 ファミ通文庫
掲載誌
レーベル
発売日
発表期間 -
巻数 既刊5冊
話数
その他
漫画:
作者 壱村仁
作画
出版社 マッグガーデン
その他の出版社
掲載誌 月刊コミックブレイド
レーベル
発売日
発表期間 2005年3月 - 2007年3月
巻数 全5巻+外伝1巻
話数
その他
OVA:テイルズオブシンフォニア
THE ANIMATION
原作
監督 外崎春雄
シリーズ構成
キャラクターデザイン 藤島康介,松島晃
メカニックデザイン
アニメーション制作 ユーフォーテーブル
製作 フロンティアワークス
ジェネオンエンタテインメント
発売日 1巻:2007年6月8日
2巻:2007年8月10日
3巻::2007年10月24日
4巻:2007年12月21日
発表期間 - 発表途中
リリース日
話数
その他
コピーライト表記 ©
テンプレート使用方法 ノート

テイルズ オブ シンフォニア』 (TALES OF SYMPHONIA) は、2003年8月29日にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたニンテンドーゲームキューブ(以下GC)用RPG2004年9月22日にはプレイステーション2(以下PS2)用に移植された。


概要[編集]

テイルズオブシリーズのメインタイトル第5作目。略称は「シンフォニア」、もしくはタイトルの頭文字をとって「TOS」。テイルズ独特の固有ジャンル名は『君と響きあうRPG』。また、『テイルズオブジアビス』では『響きあう物語』と表記されている。

The 8Th CESA GAME AWARDS 2003-2004 優秀賞を受賞。

GC版の発売時には、本作発売と連携したGC本体の限定色仕様「シンフォニックグリーンエディション」と同時発売された。

キャラクターデザインは藤島康介。テイルズオブシリーズの中でも特にキャラクター支持の高い作品のひとつとなった。また、シンフォニアチームが結成されて初めての作品である。よって、今までのテイルズオブシリーズの作品とは作風が一線を画しており実験作的要素が強いものの、「あらすじ」など今作で採用されたシステムが後にシリーズ定番となったものもある。

今作では作曲の担当もいつもとは趣を異にしており、従来は戦闘曲・主要イベントなどは桜庭統、主なタウンマップやダンジョンなどは田村信二という編成だったが、今作ではシルヴァラントでのマップや一部の戦闘曲は主に田村、テセアラやデリス・カーラーンでのマップや多くの戦闘曲は桜庭という編成で作曲が行われた。その結果、シルヴァラントでは比較的ポップな印象を与える曲が多く、序盤を明るくイメージ付けている。逆に、テセアラ以降は重厚な曲が中心となり、どんどんシリアスになっていく物語を象徴している。

2005年7月7日にはPS2 The BESTとして廉価版が発売された。

月刊コミックブレイドで壱村仁による漫画版が連載されていた。2007年にはOVA版『テイルズオブシンフォニア THE ANIMATION』がリリースされた。

2008年春にWiiで今作から2年後の世界が舞台の続編となるテイルズオブシンフォニア ラタトスクの騎士が発売予定。再び任天堂ハードでの発売となる。

ストーリー[編集]

現在から4000年をさかのぼるはるかな昔、世界は邪悪な闇の種族ディザイアンたちが起こした古代戦争のさなかにあった。勇者ミトスは聖地カーラーンで女神マーテルと契約を結びディザイアンを封印し戦争を終結させ、世界を救った。ミトスはこのとき命を落とした。

時は流れ、封印されたはずのディザイアンが再び現れシルヴァラントに恐怖をもたらす。ディザイアンは人間を支配し、拉致した人間を収容する「人間牧場」と呼ばれる生体実験施設を各地に造営するなどおぞましい所業を繰り広げていた。ディザイアンの支配と世界の衰亡にあえぐ人々は、「神子」の登場を心待ちにしていた。

物語の舞台は、伝説とともにあるマーテル教会聖堂の近くの神託の村イセリアから始まる。ある日、学校でロイドは幼馴染の少女コレットに神託が降りたことを知った。コレットは、マナの搾取により衰退しつつあるシルヴァラントを救うため、「神子」として世界再生の旅を始めることになる。



注意以降に核心部分が記述されています。

世界観[編集]

本作は、作中にシリーズの第1作『テイルズオブファンタジア』と共通する場所やキャラクター、設定などが存在するため、ユーザー間では「TOPの過去の世界ではないか」と噂や議論が交わされたが、画集『テイルズオブシンフォニア イラスト集』に掲載されている藤島康介いのまたむつみとの鼎談の中で、テイルズオブシリーズの生みの親である吉積信プロデューサーが「シンフォニアはファンタジアと同じ時間軸にある話」と述べている。

本作の世界観には、ユグドラシルユミルの森など北欧神話にちなんだ名称も見られ、この点でもTOPと共通項がある。それ以外は、メルトキオ(東京)など日本の文化文物・地名を元にした名称も見られる。

作品の舞台は、パラレルワールドとして背中合わせに存在する二つの世界「シルヴァラント」と「テセアラ」。両者の世界は次元の壁に阻まれているため通常は互いに行き来できないが、特殊な技術を用いた飛行機械などで往還している者もいる。

シルヴァラントとテセアラは、互いに「マナ」と呼ばれる生命の源となる力を共有しており、一方にマナが偏在すればその世界が栄え、他方はマナが搾取され衰えるという危うい均衡関係にある。現在はシルヴァラントのマナが枯渇しつつあり、死滅の危機に瀕していた。そのためシルヴァラントに住む人々は世界の死滅を恐れ、この状況を救える、マナの血族「神子」に願いを託していた。

同時に、この世界に住む主要な種族である人間、エルフ、ハーフエルフの三種族間には、深刻な差別問題が存在。ハーフエルフは人間、エルフの両方から差別を受けており、劇中でも何度も争いが起きている。

システム[編集]

戦闘システム[編集]

マルチライン・リニアモーションバトルシステム

テイルズオブシリーズは伝統的に「リニアモーションバトルシステム」と呼ばれる戦闘システムを採用している。 (詳細はテイルズオブシリーズ#戦闘システムを参照)

本作ではこのシステムが3D化され、敵‐味方のラインが平面上に複数置かれる「マルチライン・リニアモーションバトルシステム」(ML-LMBS)に発展。敵一体ごとに見えないラインが敷かれ、その上に自分のキャラクターが乗ると敵がターゲットとして設定され、戦闘になる。ターゲットを変えると、別の敵を結ぶ見えないラインに切り替わる。ただし、このライン上に沿ってしか動けないため、ターゲットを切り替えないと「左右」、「ジャンプ」、の移動しかできない欠点もある。

また、本作では「特技」と「奥義」の中間として「秘技」が登場し、「特技→秘技→奥義」の連携が可能になったが、その反面、一度の連携で消費するTPも増えた。この特技システムは『テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー』でも用いられている。

敵との遭遇[編集]

今までのエンカウント方式は、フィールド上で敵が確認できない「ランダムエンカウント」であったが、本作では敵が画面上で一定のシンボルとしてうろつく「シンボルエンカウント」を採用。敵シンボルと接触すると戦闘に入るので、うまく動けば無用な戦闘を避けられる。TOSと同じチームにより製作されたTOAでも後者が採用されている。

バトルグレードポイント[編集]

戦闘に勝利した時には、お金や経験値の他にGRADEと呼ばれる戦闘評価ポイントが付加される。これは戦闘の内容や結果に応じて変化する戦闘の質的評価である。GRADEを貯めると、特別なアイテムの買い物やクリア時の「グレードショップ」で使える。前作での評判が良かったため、今作でも採用され、以降の作品でも同様に採用された。

ポイントのつく基準は、一例として「○秒以内に敵を倒す」などのケースになればプラス評価となるが、「味方キャラクターが戦闘不能になる」などのケースではマイナス評価となる。これらが戦闘終了時に計上される。

ユニゾン・アタック[編集]

キャラクター全員の特技による複合攻撃。戦闘中にパラメータ上にあるゲージが満タンになると、GC版ではZボタン、PS2版では右スティックを押すことで初撃が発動。これが敵にダメージを与えれば、他のキャラクターの特技が発動し、ときに複数の特技が合体した複合特技まで発動させることができる。逆に、空振りなどで初撃がダメージを与えられなければ、失敗となる。

複合特技の例には、ピコハン+虎牙破斬で「ピコ破斬」、魔神連牙斬+鷹爪猛襲脚で「龍虎滅牙陣」、レイ+ジャッジメント(グランドクロス)で「福音」などがある。

キャラクタータイプ[編集]

各キャラクターにはT(テクニカル)タイプとS(ストライク)タイプのメーターがあり、これがタイプを分ける。TタイプとSタイプでは技派生が変わり、Tタイプだとヒット数やリーチに長け、Sタイプだと威力や吹き飛ばしに長ける傾向がある。TタイプとSタイプの技を同時に覚えることはできないが、一度どちらかを覚えても、忘れることでもう片方を覚えることもできる。なお、GC版ではどちらのタイプの技も習得できる裏技があったが、PS2版では修正されている。

EXスキル[編集]

EXジェムを使って、キャラクターを強化するシステム。EXジェムにはLv1〜4、MAXの5種類があり、各キャラクターが最大4つまで装備することが可能。Lv1〜4のEXジェムはそれぞれ4種類のEXスキルを持っており、その中の1つを装備できる。なお、MAXは、すべてのEXスキルを習得可能である。Lv1・2のEXジェムは初歩的なものが多く、Lv3・4のEXジェムは、キャラクターの特性にあった特殊なEXスキルが多い。基本的にEXスキルは、戦闘時の能力を変化させるものだが、Lv2の中の一つである「パーソナル」は、戦闘時以外に各キャラクターによって異なる効果を発揮するEXスキルである。なお、EXジェムは外すとなくなり、容易に多数入手できるものでもないため、装備する際は慎重に行う必要がある。

各EXスキルには、キャラクタータイプと同じくTタイプとSタイプがある。SタイプのEXスキルを多く装備するとキャラクタータイプがSタイプ傾向になり、Tタイプを多く装備するとTタイプ傾向になる。同じ数を装備すると変化しない。

また、特定の種類の2〜4個のEXスキルを組み合わせることで生まれる、複合EXスキルがある。複合EXスキルの効果は、単独のものと比べて強力なものが多い。

好感度[編集]

本作では、要所要所で発生する選択肢や主人公の行動、フィールド上にあるスキットポイントの選択肢などにより、キャラクターの隠しパラメータである「好感度」が上がる。ゲーム中の複数の場面で、主人公と好感度が最も高いキャラクターとの特別なイベントが発生する。また、クラトスの好感度が最も高い場合、展開が若干変化する。

秘奥義[編集]

物語が終盤になると、各キャラの秘奥義が使えるようになる。それぞれ多くの条件を満たす必要があり、使用するのは難しいが、威力は申し分ない。

GC版ではロイド、コレット、ジーニアス、PS2版では他のキャラも使える。ただし、しいなには召喚があるため、秘奥義は設定されていない。

キャラクター[編集]

パーティキャラクター[編集]

TOAの公式攻略本での開発者インタビューでは、「不気味なくらい仲良しなパーティ」とされた。

ロイド・アーヴィング[編集]

(Lloyd Irving)

シルヴァラント出身
17歳 173cm 58kg
小西克幸
本作の主人公剣士。飽きっぽい性格で、「正義」という言葉を振りかざすのを嫌う。クールな二枚目を演じようと努めているが、実際はお人よしの熱血漢。幼馴染コレットを護るため、彼女の世界再生の旅に同行する。左手甲に母の形見のエクスフィアを持つ。
幼少期に母と死別し、森の中にいた所をドワーフのダイクに拾われ、養子として育てられた。そのため、人種や立場を全く気にしていない。人を惹きつける魅力を持つが、ドワーフに育てられたのと村の学校では疎外されているコレット、ジーニアスといつも一緒にいるため、同じように浮いた存在となっている。他人の立場で考えるのはあまり得意ではなく、根本的な現実をあまり理解しないで理想や自分の考えに基づく発言をすることから、しばしば非難されることもある。また、基本的に全員を「仲間」として見ているがゆえに女心に疎く、デリカシーの無い発言も見受けられる。
「一本の力が100なら、二本で200」という単純な発想から、我流の二刀流剣術を体得している。また、ダイクに鍛えられてドワーフなみの器用さの持ち主で、ドワーフの技術を少なからず受け継いでいる。このため扱いが困難な「要の紋」のメンテナンスを行うことが出来る。一部の知識には精通しているが、学校での成績は相当悪く、学力テストの最高点は400点満点中25点未満。最も勉強は嫌いなだけで頭の回転は早い。手先の器用さからか料理は苦手ではないが、ビーフを追加しようとする癖があり、トマトが大嫌い。
名前の由来はロイド眼鏡から。初期のイラストでは眼鏡をかけていた。
2007年Wiiで発売された『ソウルキャリバーレジェンズ』にゲストキャラクターとして登場している。作品に馴染ませるため、テイルズキャラとしては珍しい劇画調のイラストが用意された。

コレット・ブルーネル[編集]

(Collet Brunel)

シルヴァラント出身
16歳 158cm 44kg
声:水樹奈々
本作のヒロインで、シルヴァラントの神子。ロイドの幼馴染。マナの血族の末裔であり、宝玉「クルシスの輝石」を手に握って生まれ、神託を受けて世界再生の役目を背負うことになる。神子という立場のため、学校では浮いている存在で、そんな中初めて友人となってくれたロイドには幼馴染以上の感情を抱いている。後に天使として肉体が変容し、紫に輝く光の羽を纏うようになるが、味覚や痛み等の感覚が無くなっていってしまう。
普段はおっとりした性格で、ロイドの意見に引きずられがち。かなりのドジっ娘でよく転ぶ。しかし、神子として育てられたためか自己犠牲心や責任感が非常に強い。また、何かあるとすぐに謝る癖がある。結果的に彼女のドジの結果がパーティに大きく貢献することがある。
犬に関しては世界中で野良犬に名前をつけて回るほどの動物好き。フルーツが大好きでピーマンが嫌い。リーガルほどではないが、紅茶派。時々「だいじょぶ」などの「う」を抜いた喋り方をする。
武器はチャクラム(戦輪)で、普段は上着の背中側に収納している。他にも、「ピコハン」や「パラライボール」を隠し持っている。また、物語序盤で最初の天使化が終わると「天使術」と呼ばれる特有の光系魔術が操れるようになる。

ジーニアス・セイジ[編集]

(Genius Sage)

シルヴァラント出身
12歳 141cm 29kg
声:折笠愛
イセリア村に住むハーフエルフの少年。ロイドの親友で、リフィルの弟。名門学校から招聘を受けるほどの学力の持ち主。学力ならばパーティではリフィルに次ぎ、物理学の衝撃の計算を暗算であっさり行える。また人間牧場に捕らえられている老婆に給食のパンを持っていってあげたりと、根は優しい。しかし、精神面や社会的な考えは年齢相応に幼い。洗濯、掃除から料理まで家事は何でもこなす。好きな食べ物はミルクで、好きな料理はグラタン。ニンジンが嫌いで、追加食材として使うことはない。また、あまり運動神経はよくなく、走り回っているとよく転ぶ。よく喋るが、それは仲間内だけで、幼いころから迫害され続けていたため本来の性格はやや引っ込み思案。
ヘイムダール生まれで、母バージニアがハーフエルフ迫害から逃れさせるためにシルヴァラントに送る。しかしシルヴァラントでも迫害を受け、普段はエルフとして暮らしている。その過去のため、他人に懐くことはあまり無いが、一度心を許した相手には一途ともいえる態度で接する。また耳は人間と同じ丸耳で、これを隠すために髪を伸ばしている。ミトスはジーニアスにとって初めての同種族、同年代、また親がおらず姉に育てられたという似た境遇だったために二人の絆は強い。
テセアラで出会ったプレセアに一目惚れし、12歳という年齢なりに不器用かつ積極的にアプローチを試みるものの、プレセアが感情を取り戻す前も、取り戻した後もあまり報われることは無かった。
攻撃系の魔術を得意とする魔術士で、様々な属性の攻撃魔術を修得する。武器として剣玉を装備しているが、これは打撃武器と言うよりも、呪文詠唱のリズムを取るための道具として使っている。エクスフィアは慕っていた老婆マーブルの形見。右手甲に装着。
名前の由来は「天才」からきている。天才は英語でGenius。

リフィル・セイジ[編集]

(Refill Sage)

シルヴァラント出身
23歳 166cm 49kg
声:冬馬由美
ジーニアスの姉。イセリアの学校の教師で、周囲からは「リフィル先生」と呼ばれる。冷静な性格から大人びた雰囲気だが、考古学や魔科学に長じており、遺跡を見ると興奮して人格が変わる遺跡マニアでもある。家事全般が全くできず、料理も苦手。レモンが好物で、ほとんどの料理に追加食材としてレモンを使う。因みにコーヒー派。
テセアラのヘイムダール生まれ。子供の頃から非常に優秀で、王立研究院にその頭脳を欲され両親、弟と共に追われる生活を送っていた。それから逃れるために母によって弟と共にシルヴァラントに送り込まれるが、そこでも迫害を受けたため、幼い弟を育てながら放浪する。18歳のときにイセリアにやっとの思いで定住するが、種族をエルフと偽って暮らさなければならなかった。そんな過去のためかパーティ内では最も他人を疑う性格。また、逃亡生活の最中に真冬の海に投げ出されて溺れ死にしかけた経験があり、水が苦手で泳げない(お湯は平気)。他人に弱点を知られたくないのかジーニアスにもカナヅチを隠そうとするが、水を前にすると目に見えて怯えしおらしくなる。耳はジーニアスと同じく丸耳で、髪で隠している。
ミトスとの決戦後はジーニアスと共にハーフエルフの迫害をなくすために旅立った。
を持ち、弟とは対照的に回復・攻撃補助系の魔術「治癒術」を使う。また光属性の魔法も得意とする、典型的な僧侶タイプのキャラクター。
漫画版ではマグニス戦でリフィルとジーニアスがハーフエルフだと発覚する。

藤林しいな[編集]

(Fujibayashi Shihna)

テセアラ出身
19歳 164cm 48kg
声:岡村明美
テセアラの隠れ里ミズホ出身のくノ一。テセアラ王の依頼でシルヴァラントを救おうとするコレットの命を狙う暗殺者として登場する。しかし非情に徹しきれず、コレットの優しさに触れて心が揺れる。人工精霊コリンをいつもお供に連れている。また、ゼロスとは面識があり、仮にも貴族である彼のことを「アホ神子」と呼ぶのも彼女ぐらいである。
密かにロイドに想いを寄せており、彼の前では言葉はしどろもどろになってしまうことも。
精霊と契約を結んで召喚することができるが、過去に雷の精霊ヴォルトとの契約に失敗し、ミズホの里の1/4の人間が死んだという甚大な被害をもたらしたことがあり、トラウマとなっている。そのために里の中でも孤立しがちであり、さらにその事故で親を亡くした人間からは恨まれていたため、自責の念は強い。
お札で攻撃や力の吸収など様々な特殊攻撃ができる符術士。また、契約した精霊を召喚することのできる召喚士でもある。
とあるサブイベントでガオラキアの森に捨てられていた捨て子だったということが判明する。その時、しいなを拾って育てたのが「おじいちゃん」と慕う頭領のイガグリである。

ゼロス・ワイルダー[編集]

(Zelos Wilder)

テセアラ出身
22歳 179cm 68kg
声:小野坂昌也
紅髪の美青年でテセアラの神子。王族の次に権力を持つ公爵。クラトスと同タイプの魔法剣士。短、長さまざまな剣の扱いに長け、舞うように軽やかに戦う。また、アイオニトスを服用しているため、ハーフエルフ同様体内でマナを生産し魔法を使うことができる。
無類の女好きで、よく女の子に声を掛けているが、大抵軽くあしらわれてしまう。その軽薄な外面は体裁をよくするための表の顔でしかなく、あらゆる人間に神子としか見られない自分の生まれに疎外感を抱いている。神子という立場からの解放を条件にクルシスのスパイとしてロイドの仲間に加わり、さらにレネゲードとの間でも暗躍していた。また、洞察力に優れており、リーガルの正体にいち早く気付いたり、皮肉屋な面も見られる。
幼少時代、神子の地位争いのために父の恋人(妹の母)に刺客を向けられ、身代わりのような形で実の母ミレーヌを殺され、死に際の母にお前を生まなければ、と存在を否定されるという悲しい過去を持つ。その事件のため、唯一人残った肉親、妹セレスは孤島の修道院に軟禁された。彼自身は妹にそっけないが、大切に思っている。また、その事件は雪の日に起きたため、冬の間は南方のアルタミラで過ごしている(雪に少なからずトラウマがある)。
途中でパーティから離脱し、物語の分岐により再度パーティインする。ゼロスが仲間になる場合はクラトスは仲間にならず、クラトスが仲間になる場合はゼロスは仲間にならない(そのためごく一部を除き、この二人は覚える術技がまったく同じ)。ゼロスが仲間にならなかった場合、彼は悲劇的な最期を迎えることになる。天使化の際の羽の色は金色が混じったオレンジ色。
全く料理をする必要のない環境に育ったはずだが、どんな料理でも無難にこなす。フルーツポンチやケーキには可能な限りメロンを入れようとする。
ビバ☆テイルズオブではジェイドと共に司会を務める。また、TOF2の特典DVD内の人気投票で8位ということに憤慨していた。担当声優の小野坂曰く「前回3位なのになんで8位」とのこと。

プレセア・コンバティール[編集]

(Presea Combatir)

テセアラ出身
12歳(28歳) 138cm 24kg
声:桑島法子
神殿に神木を納めている木樵の少女。エクスフィアの力により、華奢な体格に似合わぬ怪力を得た。トレードマークはトゲトゲのツインテールと巨斧。
父が病に臥したため自分が働こうとしており、父が常に装備していたエクスフィアを欠陥品とも知らず装備してしまう。その影響で人間離れした怪力を得たものの、一切の感情を失ってしまい、感情表現が見られない。また肉体も12歳のまま全く成長せず、同じ村の人間からは化け物扱いを受けていた。また、ディザイアンによって一時人工的にクルシスの輝石を作り出す実験体にされたこともあったものの、放棄された。ロイド達がエクスフィアに要の紋を装着したことにより感情を取り戻したが、知らずに過ぎ去った年月に対する複雑な感情は残ったまま。実年齢は28歳。妹が一人おり、事故ではあるがリーガルに殺されたことで二人の間ではわだかまりが残る。
感情を取り戻してからの性格は容姿に似合わず冷静、かつやや感覚がズレた面も見られ、毒舌家。ゼロスのふざけ半分の要求を受けて最初から最後までゼロスのことを「ゼロスくん」と呼び続ける。しかしもとは無邪気で明るい少女だった。
実はパーティ中の料理の腕前はリフィルに次いで下から二番目。ただし、リフィルと違って栄養バランスは考慮しているらしく、レモンと肉か魚かを追加しておしまい、ということはない。
装備しているエクスフィアの特性のため、小さい少女であるにも関わらず、戦闘時には巨大な斧をふるうパワー一辺倒の戦士となる。小さなその体に身の丈を超える戦斧はことさら不似合いである。

リーガル・ブライアン[編集]

(Regal Bryan)

テセアラ出身
33歳 189cm 85kg
声:大塚明夫
ロイド達に襲い掛かってきた囚人の一人。元々は貴族の生まれで、かつては大会社(レザレノ・カンパニー)の会長として恵まれた生活を送っていたが、ある日、罠にはめられて愛する者を手にかけてしまい、罪悪感から自首し、自ら牢獄に入る。自らの罪を悔い、それを忘れないようにするため両手に手枷をはめている。また、かつての恋人、アリシアがプレセアの妹であったために、プレセアのことを特別気に懸けている。口数は少なく無愛想な性格だが、かつては貴族だったためにその言い回しにはキザな部分もある。スキットではプレセアと同じく肉球好きだったり、ロイドを足で戦わせようとするなどお茶目な部分も見られる。また、ロイドに「親父って感じがする」と言われてショックを受けていたことから自分の年を気にしている部分も見られる。
戦闘では、両の手は一切使うことなく、獄中で身に付けた足技が主体の格闘流派「トラウベル流武術」の使い手。脛の部分に足甲(レガース)をはめて蹴り技で攻撃する。さらに気功術を用いた回復もこなす。しかしかつては手、あるいは腕を得意・多用する武術の使い手であった。イベントで一度だけ手技を見せるが、その威力はクルシスの頑丈な鉄格子をいとも簡単に破壊してしまうほど。強力な手技を持っていながら手に枷をはめ足技だけで戦うのは、たとえ目的を果たすためとはいえ魔物や敵対する者の命を奪うことに対する重さを強く感じており、いつでもそれが無益な殺生であるかもしれないと手枷によって自分自身に戒めをつけているためである。
身分の高い世界で暮らしてきたにも係わらず料理が非常に上手。趣味は料理で特技も料理。料理のための包丁を持参するほど。意外な一品を加えるのを好む。手枷をつけながらどのように料理をしているかは一切不明である。しかしそれでもジーニアスには敵わずパーティでは二番目の腕前。紅茶派。また、豆腐が好き。名前の由来はの革靴のメーカーのregalから。

クラトス・アウリオン[編集]

(Kratos Aurion)

28歳 186cm 78kg
声:立木文彦
コレットの世界再生の旅の護衛として雇われた凄腕の傭兵。剣と魔法の双方を使える魔法剣士で、回復魔術も使いこなす。無口・無表情で沈着冷静。冒険の中、経験不足のロイドに戦闘にあたっての心構えや戦術などを説く。リフィルには頭があがらない(ミズホのイベント参照)。全体的に料理は得意だが、トマトが苦手であり、ロイド同様トマトを使う料理の熟練度は最低クラス。リフィルほどではないが、コーヒー派。


その正体はクルシスの天使、4000年前の4大英雄の一人、ロイドの実の父親である。羽の色は澄んだ水色。かつてはミトスらと共にハーフエルフ迫害を無くすために尽力するが、人間達の裏切りでマーテルを殺されミトスが変貌したことを切っ掛けに、過ちだと分かっていながらミトスのクルシスでの悪行に同調し、それをずっと見過ごしてきた。
一度はクルシスを離反し、その時下界でアンナと出会いロイドを授かるものの、アンナを追っ手のディザイアンが原因で殺してしまったこともあり、あらゆることに無気力、無関心になり、再びミトスの元へと戻ってしまう。後にコレット護衛のためにシルヴァラントへと発った際ダイクの家でアンナの墓を発見し、ロイドが死んだと思っていた自分の息子だと気付き、ロイドの思想に共鳴して再びミトスを止める決心をする。また、長い間離れ離れだったせいか、ロイドに対して少々親バカな面がある。
中盤で一度パーティから抜けるが、物語の分岐により終盤で再パーティインする(しなかった場合はダメージにより戦えなくなり、最終決戦をゼロス含む他の8人に任せる)。古代大戦時代からの武器である炎の魔剣フランヴェルジュを愛用している。のちにこれは育ての父ダイクのヴォーパルソードと共にロイドに託される。
TOF2で、四千年前にはテセアラの貴族で騎士団所属の騎士であったことが判明しており、ミトスが勇者と呼ばれる前にミトスとマーテルの言い分を信じてテセアラのために奔走したが逆に国王より騎士失格の烙印を押され、テセアラを追われている。ちなみにこの頃から基本的に他者に対して無関心な態度をとっており、戦場で幾度となく剣を交えたユアンのことをよく知らなかった。
ちなみに宝物は家族3人の絵が入ったロケットペンダントである。


クルシス[編集]

ユグドラシルが組織した天使だけで構成された組織。マーテル教で、マーテルの器となる可能性がある神子を探し、ディザイアンにエクスフィアを製造させている。天使には基本的に感情や感覚が存在せず、機械的な行動しか行えないが、稀に例外がある。

ミトス (Mitos)
14歳 153cm 41kg
声:高山みなみ
美しい容貌と気品ある雰囲気を帯びる謎の少年。焼き尽くされて廃墟となったオゼットのただ一人の生き残り。ハーフエルフである。

テンプレート:spoilerH

その正体は、かつての大戦の英雄ミトス・ユグドラシル(Mitos Yggdrasill)であり、世界を二つに引き裂いた張本人である神の機関「クルシス」の四大天使にして最高指導者ユグドラシル(姿が成人体になっているため、声は田中秀幸)である。それと同時にディザイアンの首領でもある。ユグドラシルの羽は紫に近いピンク(コレットより若干薄い)、ミトスの羽は虹色に輝く美しい羽である。耳は尖り耳。
4000年前にヘイムダールに生まれる。当時は激しい迫害に晒されながらも、いつか差別のない世界になることを信じてカーラーン大戦を停戦させた。しかし、人間達に裏切られ、姉のマーテルを殺害される。絶望しクルシスを発足させて、世界を救った英雄から歪んだ世界を管理する独裁者へと姿を変える。一時期ロイド達の仲間になる。正体を明かしてからも人間を憎み続けてきた4000年間を切り捨てられないため、表面上は彼らに冷たく接し、敵対し戦うものの、心の奥底では救いを求めている面も見られる。また自身の姉、マーテルを復活をさせることに非常に固執していたが、コレットの肉体を借りて甦ったマーテルから拒絶され暴走し、最終的には大地そのものを滅ぼそうとする。一度はロイド達に倒されたものの、クルシスの輝石に自らの精神を入れていたため復活し再び戦うものの敗北。自身が死んでもクルシスの輝石の力で甦り、最終的に輝石に乗っ取られてしまうため、ロイド達に輝石を破壊するように促した後、完全に消滅した。
英雄時代の性格は素朴で純心、おとなしい性格だった。剣術、魔術、さらに精霊の召喚などが可能(クラトスのような魔法剣士タイプ)。剣の師匠はクラトスである。クルシスの指導者となってからは自分に仇なす者に一切容赦しない凶悪な性格へと変わり、ジーニアスと仲のいいロイドに嫉妬するなど独占欲の強くなった面もある。戦闘スタイルも剣を全く使わない魔術や天使術を多用するものへと切り替わった。また、同ゲームでは回復用の法術も使える。PS2版ではEXTRAダンジョン「禁書の記憶」の最奥部で当時のミトスを見ることができるほか、TOF2では4000年前のミトス達を中心に展開するイベントが用意されている。ちなみにタクティクス、TOF2の両方で左手で剣を振って攻撃する描写があるので、左利きだと思われる。漫画版の最終巻においても左手に光を収束させて作った剣でロイドと戦っている。

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マーテル (Martel)
声:渡辺美佐
クルシスで女神として崇められている。

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その正体は4000年前の英雄の一人で、ミトスの姉。本名はマーテル・ユグドラシル(Martel Yggdrasill)である。非常に包容力の強い性格で、どんなに迫害されてもミトス以上にいずれは差別がなくなることを強く信じ、迫害に苦しむミトスを最も近い位置で支え続けていた人物。裏切った人間達から大樹カーラーンの種子を守るために死に、その際に精神だけが種子に取り込まれて同化する。「誰もが差別されることなく暮らす世界を見たい」という遺言を残したが、それをミトスが歪んで捉えたために千年王国の計画が形作られてしまう。また、4000年前はコレットと同じく永続天使性無機結晶症を患っていたが、ルーンクレストによって完治されている。
大いなる実りから精神が解放された後は、アルテスタの人工人形タバサに密かに入り込んでおり、この世の行く末を見守っていた。エンディングにて、今まで犠牲になった大勢の神子達と共に大いなる実りの中に吸い込まれ、精霊マーテルとして生まれ変わる。精霊マーテルは、「ミトスの姉だったマーテルは自分の中の一人にすぎない」と言っていたことから、精霊としてのマーテルとハーフエルフのマーテルは違う存在。
漫画版でのビジュアルは、精霊のものと同一に描かれているが、古代大戦時代はロングスカートであり、頭部のサイドに木の葉はついていない。しかし、多くのアンソロジーでは、頭のサイドに葉がついていたりと、精霊と同一のビジュアルで描かれることが多い。
精霊マーテルと、TOPのマーテルは同一人物だが、声優は田中理恵である。

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クラトス・アウリオン

 クラトス・アウリオンを参照

ユアン

 レネゲードを参照

レミエル (Remiel)
声:坂口哲夫
女神マーテルを守り復活させるために存在する神の機関クルシスから、コレットの元へ降臨した守護天使。冷酷で人間を見下しており、天使こそが最強の力だと思っている。
コレットの父親と偽り試練を課すが、コレットを天使にしてマーテルの器にし、その功績により自身が四大天使の空位に君臨するために利用した。だが、ロイド達に負け、失敗に終わる。その直後、正体を明かしたクラトスに助けを求めるが見放され息絶える。
名前はラミエルに由来。
OVA版では顔が原作よりも老け、シワが寄っている。厳粛な態度で登場し、原作で常に見られた優しげな表情は見られない。

レネゲード[編集]

renegadeは英語で背教者・裏切り者の意。800年ほど前から活動を開始。マーテル復活を阻止すべく、その器となる神子の暗殺を繰り返してきた(後には「テセアラの繁栄を守るため」と言ってテセアラ王室に神子暗殺を促している)。作中ではマーテル教会聖堂を初めとして、度々ロイド達の目の前に現れる。クルシス・ディザイアンとは敵対関係でロイド達を手助けすることもあれば、策のために利用する場面もある。中盤はレアバードのためにシルヴァラントとテセアラを繋ぐ。彼等の多くもまた、ハーフエルフ。その戦闘員はディザイアンと勘違いさせるためにあえて似た服装をしている。また、テセアラ王室との関係も深い。

ユアン (Yuan)
声:森川智之
クルシスに対抗する地下組織レネゲードの首領であり、皮肉屋で自信家。組織の長だが、自ら前に立って行動することを好む。雷属性の魔術や技を得意としており、自分の身長より遙かに巨大なダブルセイバーを振り回して戦う。種族はハーフエルフで、耳の形は丸耳。
作中ではクルシスの目的を阻止するために数々の策を立て実行するも、全て裏目に出て失敗している姿ばかりが描かれる。とはいえ、強大なクルシス相手に800年に渡って戦い、組織を維持し続けたその統率力と人望は並々ならぬものがある。エターナルソードを使い世界を統合するため、オリジンを封印しているクラトスを捕まえるために、ロイドを手中に入れようとしていた。
ストーリー中盤でのボータの死をロイド達から聞いた際に、何食わぬ顔をしていたため、ロイドの怒りを買ったが、彼自身はボータの死を悲しんでいた。

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彼もまたクルシスの四大天使の一人である。羽の色は紫色。かつての古代大戦を終結に導いた四人の英雄の一人。皮肉屋なのは昔から変わらず、当初はミトスとマーテルが挫折する姿を見届けるために旅に同行した。しかし旅を続けるうち、二人の理想に感化され、マーテルとは婚約するまでに至った。現在の彼の行動は全て、「誰もが差別されることのない世界が見たい」という彼女の最期の言葉を実現するため、そして大いなる実りに縛られた彼女の精神を解放(つまり、永遠の眠りにつかせる)するため。宝物はユアンとマーテルの頭文字「Y・M」が彫られた結婚指輪。
ゲームのエンディングでは一切登場しないため、クラトスと共にデリス・カーラーンへと旅立ったのか、地上に残留しているかはここでは定かではないが、ほとんどの公式作品では、地上残留ということになっている上にドラマCD3巻で地上にいる。漫画版でも、地上残留であるとクラトスの口からはっきりと語られている。
TOF2にて、ミトスやマーテルと旅をする前はどこかの国の騎士団に所属していた模様で、クラトスと幾度となく戦場で剣を交えていたが、もともと敵同士であったことと、クラトスが自分のことをよく知らないこともあり嫌いだったことを本人に告白している。

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ボータ (Botta)
声:黒田崇矢
ユアンの片腕となって行動する勇敢なユアンの部下。種族はハーフエルフ。ユアンが不在の時や、正体を隠すために身を隠す時は代わりにレネゲードの指揮を執っている。ロイド達がシルヴァラントベースに忍び込んだときに戦闘になり、そのときに武器が砕かれ、その中に埋め込んでいたエクスフィアをロイド達に奪われる。そのときからロイド達を襲うようになる。しかし、共通の敵であるユグドラシルの魔の手からロイド達を救ったこともある。地属性の魔術や技を得意とし、戦闘では大剣を用いて戦う。耳は尖り耳。
瀕死のロディルにより自爆スイッチを入れられた絶海牧場に、ユアンの計画に必要な魔導砲があったため、水没していく部屋からロイド達を逃がし、命と引き換えに自爆機能を停止させた後、ロイド達に世界の平和を託し、2人の部下たちと共に絶海牧場と運命を共にする。
なお、漫画版では登場せず、作者もこのことは非常に惜しんでいた。

ディザイアン[編集]

エクスフィアを作るために人間牧場を組織する軍団。五聖刃を中心としてボスユグドラシルとなる。ハーフエルフのみで構成され、人間を完全にエクスフィアを作るための「モノ」として扱う。人々に恐怖を与え、時には民衆を処刑するという残忍なやり方を行う。 主に衰退世界のみに人間牧場が存在し(作中ではシルヴァラントにおいて確認できるだけで、牧場は4つ)、繁栄世界には存在しない(衰退世界においては封印が弱まるとされているため)。ミトス伝説において「戦乱の原因」「絶対悪」とされている存在だが、実際はクルシスの下部組織であり、もちろん封印というものはもともと存在しない。

五聖刃[編集]

ゲーム内ではボスキャラであるが、漫画版では出番が少ない。
フォシテス(Forcystus)
声:吉水孝宏
ディザイアン五聖刃の1人。イセリア牧場担当。右目に眼帯をしており、左手にはランチャーが装備されている。戦闘では風属性の魔術と技を駆使して戦う。物事を理路整然と考え、洞察力にも優れている。
牧場に侵入したロイドとジーニアスを追ってイセリアに攻め込み、エクスフィアを外して怪物化した老女マーブルを差し向けるも退けられ、さらに自我を取り戻したマーブルに至近距離で自爆され、逆に重傷を負った(漫画版では死亡する)。
その後、イセリア牧場内に侵入したロイド達の前に立ちはだかるも敗北。施設から落下し死亡したかと思われたが牧場を出ようとしたロイド達に瀕死の状態で追いつく。ロイドをランチャーで撃ち、ショコラを殺そうとするが、コレットに阻まれて失敗。ロイドの怒りを買い刺し殺された。
クラトスによると、かつてテセアラで起きたハーフエルフ虐殺事件で首謀者の人間を皆殺しにしたことでディザイアンの英雄と呼ばれていた。
マグニス(Magnius)
声:川田紳司
ディザイアン五聖刃の1人。パルマコスタ牧場担当。赤髪で暴走族のような風貌の男。力こそ正義であると思っている。非常に粗暴かつ単純な性格をしている。戦闘時には右手に斧、左手にクローの付いた盾を装備し、火属性の魔術と技を使う。
パルマコスタの広場で、雑貨屋の女主人カカオを処刑しようとした所をロイド達に止められ負傷する。その後は牧場内にカカオの娘ショコラを助けるため侵入したロイド達と戦うも敗北。ロイド達が去った後、ロディルからの通信が入り、今までマグニスに伝わっていた情報は、全て彼の嘘だったことが判明した。ロディルとの通信終了後、リフィルが仕掛けた自爆装置によって、マグニスの遺体は牧場と共に消え去った。
クヴァル(Kvar)
声:牛山茂
ディザイアン五聖刃の1人。アスカード牧場担当。エンジェルス計画の発案者でもある。肩にプロテクターのようなものを着けている。言葉遣いは丁寧だが、五聖刃一の残忍な性格の持ち主。戦闘時には擬似精霊を使役し、雷属性の魔術を主力に戦う。

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ロイドにとっては母の仇で、クラトスにとっては大切な存在(アンナ)を化け物に変えさせ、結果死なせた元凶でもある。
一時は牧場に侵入したロイド達に逃げられるも、その後再び対峙。ロイド達と戦うも敗北、死亡したかに見えたが、隙を見て立ち上がり、杖に付いた刃でロイドを切りつけるもコレットがロイドを庇って重傷を負い、逆上したロイドとクラトスに刺された上、さらにクラトスに二度切り付けられ死亡。
ロディル(Rodyle)
声:青野武
ディザイアン五聖刃の1人で老人のような外見。絶海牧場担当。自称「ディザイアン五聖刃随一の知恵者」。戦闘では地属性の魔法を主力として使用する(普段は飛竜と呼ばれるモンスターを使役している)。
かなり悪知恵の働く男で、プレセアを利用していた。また、仲間である筈の他の五聖刃すら利用し、騙し、彼らの死の間際まで嘲るという、酷薄なためか、ディザイアンの中でも煙たがられている。
魔道砲という兵器を開発し(そのため必要なクルシスの輝石を得るために、コレットを誘拐したが諦めた)救いの塔諸共ユグドラシルを倒そうとしたがロイド達に邪魔され、牧場の人々を溺死させようとした。さらに、クルシスの輝石(プロネーマから渡された偽物)を装着し、化け物じみた姿でロイド達と戦うが、敗北し、体が朽ち果てていった。最後はロイド達を道連れにしようとして、自爆ボタンを押した直後に息絶えた。
なお、漫画版ではクヴァル死亡時にディザイアンを裏切ろうとしていたことがプロネーマにばれ、殺される。
プロネーマ(Pronyma)
声:牧島有希
ディザイアン五聖刃の1人。紅一点で五聖刃の長。自分の周囲に細長い盾のようなものを何本か浮かべており、これを使って防御や飛行を行う。また、古めかしい言葉遣いで話す。戦闘では主に闇属性の魔術を使うが、水属性魔術や光属性魔術、氷属性魔術を使いこなし、瞬間移動までも使用する。救いの塔での戦闘では、イドゥンという死神のような魔族を使役して戦った。
ユグドラシルの側近を務めていることが多く、クルシスにも通じている。また、ユグドラシルに対する忠誠心は厚く、ロイド達が「大いなる実りの間」に来た時も、ユグドラシルの命令通り戦うも敗北。ユグドラシルに助けを求める際に、彼が昔の仲間だけに許した本名「ミトス」を呼んで彼の怒りを買ってしまい、殺された。

精霊[編集]

シルヴァラントとテセアラ、両方に存在している。精霊のほとんどはミトスと契約しており、しいなが精霊と契約するために力を試してくる(よって、ヴォルト、ルナを除き全滅してもゲームオーバーにならない)。対なす精霊を契約すると「マナの楔」が引き抜かれ、4対すべて引き抜いてしまうと世界が分裂してしまう。

シルヴァラントの精霊[編集]

ウンディーネ
声:住友優子
ヴォルトと対を成すシルヴァラントの水の精霊。ソダ間欠泉に存在している。性格は優しく清らか。
シルフ
声:セフィー:塩山由佳
声:ユーティス:松岡美佳
声:フィアレス:水城レナ
ノームと対を成すシルヴァラントの風の精霊。バラクラフ王廟に存在している。シルフ三人姉妹と言われており、長女セフィー、次女ユーティス、三女フィアレスとなっている。
イフリート
声:稲田徹
セルシウスと対を成すシルヴァラントの火の精霊。旧トリエット跡に存在している。『テイルズオブエターニア』の時とは正反対に知的で厳格さがある精霊。
ルナ&アスカ
ルナ - 声: 塩山由佳
シャドウと対を成すシルヴァラントの光の精霊。マナの守護塔に存在している。アスカと一緒に契約を結ぶことになる。
アスカ - 声: なし
シャドウと対を成すシルヴァラントの光の精霊。リンカの木に存在していたが、ルナと一緒に契約するためにマナの守護塔に行くことになる。普段は精神世界に居るが、リンカの笛で呼ぶことができる。戦闘時にはルナ召喚時に現れるものの、単体で召喚することは出来ない。ただし、ゲーム内に召喚ボイスは存在する。

テセアラの精霊[編集]

ヴォルト
声:竹本英史
ウンディーネと対を成すテセアラの雷の精霊。雷の神殿に存在している。普通の人間には理解することができない(エルフの血を引くものには理解できるらしいが)言語で話す。契約を失敗し、惨劇を招いてしまったしいなにとって、特別な因縁を持つ精霊である。
声優があてられているものの、科白はすべて「……」で済まされているため、実際に喋る場面は一切ない。
ノーム
声:阪口大助
シルフと対を成すテセアラの土の精霊。地の神殿に存在している。モグラのような形と大きなリボン(削岩機)が特徴で、見た目と裏腹に口が悪い。
セルシウス
声:水城レナ
イフリートと対を成すテセアラの氷の精霊。氷の神殿に存在している。氷魔法以外に格闘戦を中心に戦ってくる。性格はきわめてクール。イフリートと仲が悪い。戦闘時フェンリルという狼と共に戦うが、このフェンリルがプロトゾーンの進化形態の一種のフェンリルと同類かは不明。また、TOSの精霊の中で、唯一弱点属性を持つ。
シャドウ
声:黒田崇矢
ルナと対を成すテセアラの闇の精霊。闇の神殿に存在している。しいな曰く「事務的」なやつ。

高位の精霊[編集]

オリジン
声:黒田治
全ての精霊の源になる「精霊王」。エルフの里ヘイムダールのさらに奥にあるトレントの森の奥深くに封印されている。


クラトスが命と引き替えに契約している(クラトスのマナを照射することで封印が開放されるが、それは同時に命を落とす行為)。ミトスが持っている時空の剣「エターナルソード」は、オリジンと契約しないと触ることすらできない。
マクスウェル
声:服巻浩司
人から忘れ去られた、エグザイアの石碑にいる分子の精霊地水火風の精霊をしたがえ、精霊王たる者の支持を得なければ契約できない。この精霊に会うためには、火の精霊「イフリート」・水の精霊「ウンディーネ」・風の精霊「シルフ」・地の精霊「ノーム」が落とした宝石をすべて身につける必要がある。見た目は老人だが、その割に強い。様々な属性複合魔術を使い、最強魔術「メテオスォーム」も使う。エグザイアではマクスウェルは初代町長と契約したと伝えられているが、初代町長とはミトスのことで、ミトスがハーフエルフを迫害から助けるためマクスウェルと契約しエグザイアを宙に浮かせた。

その他の精霊[編集]

コリン
声:立野香菜子
しいなが最初から召喚できるのような人工精霊。テセアラの精霊研究所で創り出され、実験に使われていた。しいなにとって親友とも呼べる存在だったが、ヴォルトの攻撃から身を張ってしいなを守った際に消滅する。
ヴェリウス
直接戦うことはないが、心の精霊。マーテル教会聖堂に存在している。人工精霊のコリンと融合したため、コリンによく似ている。ちなみに、一時期改造コードと合成を利用した召喚シーンの画像があちこちで出回っていた。

サブキャラクター[編集]

シルヴァラント[編集]

ノイシュ (Noishe)
声:冬馬由美
ロイドと共にいる、プロトゾーンという謎の古代生物。人を一人乗せて旅ができるほど大きいが、ロイドは犬と言い張る。モンスターが多いところに来ると逃げてしまう。


これは身を張ってイセリアの森で幼いロイドを守った際のトラウマ。古代大戦時代からのクラトスの仲間であり、その当時から生きている。そのためクラトスには非常に懐いており、クラトスに再会したときはそわそわし、別離したときは不満を見せた。
なおロイドはダイクの家からイセリアの学校に通学する時はノイシュに乗って来ているらしい。
アンナ (Anna)
声:佐藤朱(ドラマCD、OVA)
ロイドの実母。


そして、クラトスが唯一愛した女性(クラトス談)。希望の街ルイン出身。ロイドとクラトスの姓が違うのでアンナの姓がアーヴィングだと思われる(TOF2のクラトスの発言による)。
アスカード人間牧場にて人工的にエクスフィアからクルシスの輝石を作成する「エンジェルス計画」の実験体として囚われていたが、クラトスの手によって脱走し(もしくは自力で脱走した後に彼と出逢った可能性もある)、彼と逃亡を続けているうちに彼に対して愛情が芽生えていき、息子であるロイドをもうけた。だが、ロイドが3歳になった頃イセリア付近でクヴァルに発見され、「要の紋」無しでエクスフィアをはがされてしまったためにエクスフィギュアと化し、結果クラトスの手によって命を絶たれた。
ダイク (Dike)
声:佐藤正治
ロイドの育ての父親でドワーフ。シルヴァラントで鍛冶屋を営んでおり、遠い地方からも注文が来るほど腕がいい。クルシスの元にいたドワーフとは関係ない。趣味のガーデニングにより、家の中の至る所まで野草や蔦が生い茂っている。名前の由来は大工だろう。また、ぶっきらぼうな性格を出すためなのか、「ディザイアン」を「デザイアン」と呼ぶ。
マーブル
イセリア人間牧場に囚われていた老女。カカオの母でショコラの祖母。ディザイアン以外立ち入り禁止の人間牧場にこっそり通っていたジーニアスと心を通わせ、もう一人の孫のように可愛がっていた。しかしジーニアスの立ち入りがディザイアンに知られ、イセリアを攻める時にエクスフィギュア化させられて怪物化し、ロイド、ジーニアスと戦わせられたが、土壇場で自我を取り戻して、フォシテスを巻き込んで自爆した。
ショコラ
声:広橋涼
パルマコスタの道具屋の娘。普段はマーテル教会で行っている旅行の案内人を務めている。総督ドアを信じ、ディザイアンに表立って盾突いていたため、見せしめに母を処刑されかかり、自分もディザイアン兵に連れ去られたが、どちらもロイド達によって助けられた。だが、エクスフィギュア化しながらもロイド達を守るため死んだマーブルが祖母にあたるため、「ロイドがマーブルを死なせた」とマグニスに誤解させられ、一時は反発していたが、後に誤解と知る。その後はロイド達を村人達と和解するのに一役買った。
クララ
ドアの妻で、ディザイアンによってエクスフィギュアにされたが、終盤にロイド達によって元の姿に戻った。しかし元に戻るイベントが起こる時期によってはパルマコスタは水没しているため帰れない場合がある。GC版の場合は元に戻す時期に関わらずパルマコスタに戻らない。
ドア
パルマコスタの総督。ディザイアンの横暴に反発し、義勇軍を雇って対決に備えていたが、妻クララのエクスフィギュア化を治す薬を与えると騙され、裏でディザイアンと手を組んでいた。キリアの正体を知った時に殺された。
キリア
ドアの娘。もっとも、作中に登場するのは、ドアが裏切らないか監視するため、プロネーマから送り込まれて入れ替わったハーフエルフ。本人は偽者の手によって既に殺されている。ドアは薄々気がついていたらしい。
ニセ神子一行
パルマコスタで出会う、コレット達の名を騙り詐欺を働く一行。メンバーはロイド、コレット、ジーニアス、リフィルの名を騙っている。
名を騙られ怒っているロイド達の中でコレットだけはもう一人神子がいればその分だけみんなを救えると、天然で絶賛している。
また、本物より神子らしいとのこと。
ピエトロ
アスカード人間牧場にて収容されていた人。希望の街ルイン出身。脱走し、ハイマへ逃げるも、エクスフィアの影響で精神が不安定になっている。
ユニコーンの力を得たリフィルによって回復する。後にルイン復興の中心人物となる。

テセアラ[編集]

アリシア・コンバティール (Alicia Combatir)
プレセアの妹。かつてリーガルに仕えていて次第に恋に落ちるが、謀略によって引き離された。そしてリーガルと再会した時には、ヴァーリによって取り返しが付かない状況にまで追い込まれ(エクスフィギュア化され)、リーガルの手で殺されるが、精神だけがエクスフィアの中で生き続けていた。
リーガルに殺されたことを恨むことはなかった。漫画版では、明るく元気な少女として描かれている。
セレス・ワイルダー (Seles Wilder)
声:今野宏美
ゼロスの異母妹。神子に憧れていたが修道院で軟禁生活を余儀なくされているために、ゼロスに嫉妬していた。実は彼のことを心配しているが、正直に話すことができずに仲違いしている(ちなみに実母がゼロスの実母を殺した事は一切知らない模様)。本来は体が弱く、激しい動きができないが、とある条件がそろうと強力なエクスフィアを装備して闘技場に登場する。
アルテスタ (Altessa)
クルシスに所属していたドワーフ。現在はテセアラのオゼット付近に住む。クルシス脱走後、ディザイアン五聖刃のロディルに捕らえられ、ユグドラシルに報告しない代わりにエンジェルス計画に協力するように脅される。アリシアとプレセアはエンジェルス計画に利用されていた人間であり、アルテスタ自身はこの計画に加わるのが嫌だったため、彼女たちに対し罪悪感を感じていた。そのため、プレセアのことを避けている。
タバサ (Tabatha)
声:町井美紀
マーテルによく似た自動人形。テセアラのドワーフ、アルテスタの家で生活している。抑揚がなく機械のようなしゃべり方が特徴。さ行を片仮名で表示される。マーテルの器として作られたが、似ているのは見た目だけで、マーテルの精神を受け入れることができなかったために廃棄された。


落石の際、ミトスが身を挺した自身をかばったことに恩を感じてか、彼が正体を明かしてもなお、ミトスの優しさを信じ続けた。
マーテルが中に入り込んでからは、流暢な言葉遣いになっている。
エンディングにて、精霊マーテルと融合し、彼女の器として大勢の神子、マーテルとともに生まれ変わる。
くちなわ (Kuchinawa)
声:私市淳
ミズホの里の忍び。あざなの「くちなわ」は、兄「おろち」と共にミズホの古語で「蛇」の意。しいなが雷の精霊ヴォルトとの契約を失敗したことにより両親を亡くし、しいなを恨んでいたが、忍びの掟に従い、長い間恨みを隠してきた。その後ロイド達を裏切り、しいなに決闘を挑む。
忍なだけあって、動きが速い。また、ガード不能の技も使ってくる。
ケイト
オゼット出身。ハーフエルフゆえに、サイバックの王立研究院で軟禁状態で研究をしている女性。プレセアを研究として使っていた。
父親は教皇で、ひどい扱いをされているが、彼を慕っている。
ヴァーリ
声:竹本英史
プレセアの妹アリシアをエクスフィギュアにし、リーガルを陥れた張本人。その後も悪事を働き、ロディルや教皇と手を組んでいた。ここまで物語の重要悪役として描かれているが、なぜか戦闘などは一切無く、イベントによって倒されている。
バージニア・セイジ
リフィルとジーニアスの母親。人間(クロイツ・セイジ)と恋に落ち子供を産んだことによりエルフから迫害される。その後追っ手に追いつめられ、一縷の望みをかけてリフィルとジーニアスを(伝説の地と伝えられていた)シルヴァラントに送ることになる。そして空中都市エグザイアでリフィルたちと再会した時には、自我と精神が崩壊していた。
アビシオン (Abyssion)
声:田中大文
フラノールで出会う謎の青年。家業であるため魔の装備を集めており、魔の装備に潜むネビリムを完全に封印するためロイド達に魔の装備の探索を依頼する。しかし、闇の装備品を集めるうちにだんだん汚染されていき、ネビリムに洗脳されて闇の秩序に基づく暗黒の世界を作り上げるためにロイド達を利用するようになり、死者を復活させるといわれる禁書ネクロノミコンを使用し、ネビリムの力を引き出し、魔の装備を全て駆使して、ロイド達と戦うが阻止される。
ラスボス・ミトスよりも強く、事実上今作最強の敵。プレイヤーキャラが使う技や術を使ってくる。タイムストップなど数多くの魔法を使いこなす。また、戦闘ランクを上げると秘奥義のインディグネイト・ジャッジメントも使ってくる。さらに、PS2版では他の秘奥義も使うようになっており、難度を上げればさらに増える。

ゲストキャラ[編集]

ウッドロウ・ケルヴィン
声:速水奨
TODより参戦。「銀髪の射手」の異名を持つ。闘技場で13連勝中らしい。近距離と遠距離によって剣と弓を使い分け攻撃を仕掛けてくる。HPが減ってくると接近戦で「断空剣」を使う。アイテムによる仲間の援護も行う。
晶術を使用してくることは無い。
ファラ・エルステッド
声:皆口裕子
TOEより参戦。格闘術を主体として戦ってくる。
奥義は「獅吼爆砕陣」。
メルディ
声:南央美
TOEより参戦。「褐色の不思議少女」と呼ばれる。当然のようにクィッキーと一緒。魔法を主体にして戦ってくる。HPが減ってくるにつれて魔法の強さがあがってくる。上級魔術になると、ユニゾン・アタックを当てない限り、詠唱を止めることは出来ない。「メテオスォーム」など、強力な術を駆使する。
ある条件を満たすと闘技場で上記の三人と戦える。強敵だが、この戦いのみ他の闘技場戦とは異なり、戦闘中にアイテムを使用できる。

主題歌[編集]

用語[編集]

種族[編集]

エルフ
巨大彗星「デリス・カーラーン」から地球に移住した人と同サイズの異星人。耳が尖がっていて、判別は容易。例外なく美しい容貌の持ち主である。寿命も長く、千年以上の時間を生きる。また、「マナ」を紡ぐ力を持ち「魔術」を行使することが出来る。現在はユミルの森に集住している。古代大戦時代からハーフエルフと不仲で、またハーフエルフが魔科学兵器の開発に協力したことに憤りを感じており、人間に対してはある程度友好的に接するが、嫌悪を抱いている。
ハーフエルフ
人とエルフの間に生まれた者。混血第一世代のみを指す。外見的・能力的にはエルフに近しいが、傾向として内面の性格は人に近く、エルフと比べると遙かに闘争心が強い。
ドワーフ
この世界では人よりも少し小柄な種族。手先が器用でモノを創り出す能力に長ける。もはや希少種同様になってしまっている。

エクスフィア[編集]

この世界に存在する増幅器で、宝玉のような外見だが実は無機生命体で生きている。誰でも持っているわけではなく、その所有者の大半がディザイアンである。肌に装着した者の遺伝子に着床し、日常で特に必要とされる能力を重点的に強化するため、装着者を進化させる。また、人のみではなく、機械の動力源として使用できる。</br> エクスフィアの暗い面のひとつは「遺伝子への着床」によるエクスフィアの寄生である。これを防ぐには要の紋が必要になる。さらに鉱山から掘り出しても使えないエクスフィアは、増幅器として目覚めるために、人間一人の生命を奪う。

要の紋
「抑制鉱石」で作成された寄生抑制装置。
抑制鉱石をドワーフが持つ特殊な技術で加工し、まじないを刻むことによって、エクスフィアの寄生を防ぎ、増幅器としてのみ作用させる。
エクスフィギュア
要の紋を使用せずに人体に寄生させたエクスフィアをはがすことで、その人間の体内のマナが暴走し、変異して生まれる怪物。人間の二倍近い大きさになり、肌の色も毒々しい色に変化、目も単眼になる。筋力が異常に発達するが、人間としての理性、判断力はほぼ消失する。ユニコーンの力で治療可能。
体内のマナが低下した際に意識が戻る、または本来の人間の姿に戻ることがある。

クルシスの輝石[編集]

進化した特殊なエクスフィア。別名ハイエクスフィア。エクスフィアの強化機能に加えて体の無機化や羽による飛行などが可能。長期間装着していると、自我が失われてゆく。また、稀に「永続天使性無機結晶症」という体が結晶化する現象が起きることがある。神子であるコレットやゼロスが所持している。また、ロイドが母の形見として所有しているエクスフィアも覚醒状態ではないものの、クルシスの輝石である。

天使
古代大戦時に開発された戦闘技術の一つ。クルシスの輝石で体内のマナを用いて、体を無機化し、身体の自然的な成長を停止させる。天使化すると食事睡眠などの生理機能が排除され、触覚が失われるが、視覚や聴覚が強化され、羽による飛行も可能。なお、デリス・カーラーンの都市「神聖都市ウィルガイア」に住むハーフエルフは天使化の影響で「感情」を失っているが、一部例外も存在するようである。この技術で、古代大戦の四英雄であるミトス、ユアン、クラトスは四千年という途方もない時間を生き延びてきたのである。輝石をつけて天使化したものと品種改良で生み出されたものがあり、前者は透き通った光の羽、後者は実体化している白い鳥の羽のような羽を持つ。さらに、前者はもとの形態と無機生命体の状態を自由に変化させることができ、羽の出し入れもできる。
永続天使性無機結晶症
100万人に1人の割合で発生するクルシスの輝石の拒絶反応による病気。数ヶ月かけて外部を侵食し、外部を侵食した後数ヶ月で全身が結晶化し死亡するというもの。
ルーンクレストを要の紋に装着することが治療法。マナリーフとジルコン、マナのかけら、調合する術の触媒として使われるユニコーンの角が材料となっている。

組織[編集]

クルシス
世界に多くの信者を持つ「マーテル教」が信仰するの機関。衰退世界の神子に神託を与え、神子に女神マーテルを復活させ、世界を繁栄へと導くことを目的としている。


しかし、クルシスの真の目的は女神と称されている「マーテル」を「神子」という器に定着させ、無機生命体のみで構成される「千年王国」を建国することだった。
クルシスは、古代大戦の四英雄と呼ばれるミトス、マーテル、ユアン、クラトスの四人を中心に大半がハーフエルフで構成された組織である。
ディザイアン
シルヴァラントの人々の恐怖の対象とされている、ほぼハーフエルフのみの組織。ユグドラシルと呼ばれる人物が首領的存在。ディザイアン五聖刃という五人が各地の人間牧場を支配している。


本当はクルシスの下位組織であり、本当の目的は人間を培養体にして千年王国設立に不可欠な物であるエクスフィアを製造し、また神子に苦痛を与えて輝石の成長を促進させるのが主な目的である。
レネゲード
マーテル復活を阻止すべく、その器となる神子の暗殺を繰り返してきた。クルシス・ディザイアンとは敵対関係。彼等の多くもハーフエルフでその戦闘員はディザイアンと勘違いさせるためにあえて似た服装をしている。

世界再生[編集]

神子
コレットとゼロスのように試練の旅に出て世界を救済する存在。神子には衰退世界と繁栄世界でマーテルの遺伝子情報に近い者がそれぞれ一人就く。実際はこの世界救済の旅自体がマナの流れを繁栄世界から衰退世界へ逆転させるもので、その過程で神子は天使化する。そして、記憶や感情を失った神子にマーテルのマナを流し込みマーテルの器とする。今までにも救済の旅を完遂させた神子はいたが、マーテルではないのでマナの拒絶によって皆死亡しており、唯一マーテルと同化して生き延びたのは歴代の神子の中で最もマーテルの固有マナに近いコレットのみである。衰退世界の神子は世界救済の旅をするが、繁栄世界の神子はマーテルの遺伝子情報を絶やさないためにクルシスに婚姻統制され次の神子を生み出す役割が与えられる。
繁栄世界・衰退世界
大いなる実りから流れるマナが流れ込む先が繁栄世界で、マナが流れ込まない方が衰退世界であり、それは神子の世界救済の旅によって逆転していく。約800年前からレネゲードによって衰退世界の神子が暗殺され救済の旅が完遂されなかったため、800年の間テセアラとシルヴァラントのマナの逆転が起こらずテセアラは異常繁栄、シルヴァラントは異常衰退に至っている。

その他[編集]

魔導注入
デリス・カーラーンにある鉱石、アイオニトスを粉末状にして飲むことでマナを扱えるようになり、エルフの血を引かない者でも魔術を使えるようにする技術。本編ではクラトスとゼロスがこれを受けている。

プレイステーション2版[編集]

2004年9月22日にプレイステーション2に移植された。

  • イベント時のアニメーション、称号、特技、秘奥義、ユニゾン・アタック、サブイベントやコスチュームなどが追加されている。
  • GC版にあったバグ、誤記が幾つか訂正されている。
  • ロード時間が長くなった。
  • 一部の処理落ち(サイクロンのエフェクトなど)が改善された一方で、フレームレートが60fps→30fpsに半減し、動きにGC版の滑らかさがなくなっている。(GCとPS2の性能差から、グラフィックが雑になっている。)
  • 戦闘ボイスが一部遅れて再生される。
  • 戦闘後のフィールド・ダンジョンの音楽が冒頭より再生されるようになった。(GC版は戦闘直前の箇所から再生)
  • アルタミラのカジノでミニゲームができるようになった。
  • ユニゾン・アタック時の1人あたり入力時間が1秒から3秒に変更し、1人ずつ残り時間ゲージを表示するなど、細かな面でも改良されている。
  • 隠しダンジョンが「魔界ニブルヘイム」より「禁書の記憶」へ変更し、15フロアから20フロアに増加して、幻影五聖刃と三英雄との戦いが追加された。
  • ブロックに触れても、動かせる状態を示すボタン表示が出づらくなった。
  • 術終了もしくは詠唱キャンセル後の硬直時間が増加し、術キャンセルを利用した無限コンボはできなくなった。
  • 一部のサブイベントにおいて細かい部分に変更が加えられている。
  • メモリーカードスロット2が仕様上使えない。
  • 没ボイスがなくなった。

小説[編集]

著:結城聖 イラスト松竹徳幸 全3巻 スーパーダッシュ文庫

著:矢島さら イラスト中嶋敦子 ファミ通文庫

「ときのかがやき」。ゲーム本編を小説化した作品。
「みどりのうつわ」。ゲーム本編のエンディング後を描いた番外編。

漫画[編集]

TALES OF SYMPHONIA

作画:壱村仁 月刊コミックブレイド 全6巻(外伝含む)。

ストーリーがかなり簡略化されており、登場シーンが殆どないキャラや、登場すらしないキャラが多数存在する(作者自身も残念に思っているらしい)。

ドラマCD[編集]

サウンドトラック[編集]

  • 「テイルズ・オブ・シンフォニア」オリジナル・サウンドトラック
  • テイルズオブシンフォニア オリジナル・サウンドトラック

OVA[編集]

「テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION」

2007年の6月8日に第1作が発売。2作目は8月10日発売。3作目は10月24日に発売。4作目は12月21日発売。

原作のテセアラ突入までを描いている。その後のストーリーが描かれるかは不明。

相違点
  1. エクスフィアは初めロイドたちから「不思議な宝石」と認識されている。
  2. ロイドがエクスフィアを持っていたためイセリアが襲われる。この後ロイドたちは追放されたわけではなく自ら旅立ちを決意した模様。
  • オープニングテーマ:河井英里「ALMATERIA」
  • エンディングテーマ:引田香織「願い」
  • 挿入歌:コレット(水樹奈々)「うちへ帰ろう」

関連書籍[編集]

  • テイルズ オブ シンフォニア 公式コンプリートガイド
  • テイルズ オブ シンフォニア 公式コンプリートガイド PS2版
  • テイルズオブシンフォニアイラストレーションズ

外部リンク[編集]

ca:Tales of Symphonia

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