宮崎哲弥

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宮崎 哲弥(みやざき てつや、1962年10月10日 - )は、日本評論家福岡県久留米市出身。研究開発コンサルティング会社「アルターブレイン」副代表内閣府経済財政諮問会議専門委員を経て、総務省通信・放送の在り方に関する懇談会」構成員を務めた。また1998年12月から2006年3月まで新聞三社連合の論壇時評を担当[1]。2003年は共同通信の論壇時評も並行して担当した。2003年4月から2006年3月まで朝日新聞書評委員。2006年4月より京都産業大学客員教授。「仏教者」。自民党支持の親米右翼である。ブッシュのイラク戦争を支持し、首相官邸に出入りしている。コマーシャルにも出て、芸能人にもなった。

来歴[編集]

  • 泌尿器科開業医の家に生まれる。シモーヌ・ヴェイユの影響を受け、中学卒業後しばらく社会人生活を送る。今の雰囲気からは考えられないが、当時を本人は「高校までは札付きの不良だった」と語っており、またナイフを常備していたらしい。
  • あまり学校に通っていなかった小中学生の頃から、自宅にあったさまざまな思想書を読んでいた。例えば『資本論』は中学生の時点で読み通している(ただし社会主義者ではなく、社会主義共産主義を「狂った理想」と非難している)。
  • 「小学五年生から中学にかけて不登校だった」と語っている。
  • 無頼な生活を送るなか工業高校入学し、卒業後は早稲田大学教育学部に進学するも、過度の飲酒で体調を崩してしまったことや、校風が合わないなどの理由で中退。その後慶應義塾大学文学部社会学科卒業、同大学法学部法律学科に学士入学するも中退。
  • 宝島30』で「評論家見習い」として執筆活動を始め(この肩書きは本人としてはイヤだったらしい)、西部邁の推薦を受けて処女評論集『正義の見方』(1996年)を出版した。政治哲学宗教思想を「自分のシマ」とするも、ほぼどんな話題についても論評する。

人物[編集]

  • ラディカル・ブディストとしてはナーガールジュナ(龍樹)を宗祖とする中観派を自認しており、「虚無主義者唯物論者と混同されるのも、ナーガールジュナ以来の中観派の伝統」と認識している。また趣味は仏教書のコレクションだという[2]
  • 少年期、青年期に最も影響を受けた思想家はシモーヌ・ヴェイユエミール・シオラン。「若い頃は、二人のグノーシス主義者によって導かれた」と振り返っている(大学時代に中観仏教に転じ、グノーシス主義は放棄される)。初期の著作には彼らの言葉がエピグラフとして掲げられている。子供の頃に最も影響を受けた文学作品としては、星新一のショートショート『殉教』を挙げている[3]。宮崎はこの作品で「生の意味や社会や文明が、たかだか死の恐怖によって支えられているにすぎない」ことを悟り、自らを「信じるという能力」を欠いた人間であると思い知ったという。
  • 「私は自由主義者として」と「BATTLE TALK RADIO アクセス」で発言したことがある。
  • 「自分は大衆とともに生き、大衆とともに死ぬ辻説法師なんだ」とも語っており、テレビ番組とりわけバラエティワイドショーに積極的に出演する。近年ではよみうりテレビたかじんのそこまで言って委員会」をはじめとして大阪のメディアでの出演が多いためか、時折関西弁を喋る。東京を拠点としながらも週に二回以上東京と大阪を往復している。
  • 一度「朝まで生テレビ」で、田原総一朗の代理司会を務めたことがあるが、普段論客として出演する時とは違って、他の論客の話を丁寧に聞いてから自分なりの意見を言い、その上で次にまた話を振るというスタイルで好評を得た。「講演は苦手で司会のほうが好き」と述べたこともあり、自身を「メタプレイヤー」なり「整理役」「交通整理役」と考えているようだ。
  • 2006年3月26日の「たかじんのそこまで言って委員会」でウィキペディアを名指しし、以前本稿に記されていた内容に対して「訂正を求めたい」などと番組上で指摘。番組収録前にその内容の発信源であるデーブ・スペクターに詳細を問いただしたらしい。
  • また、歌手・華原朋美の大ファンであり、女優・杉田かおるは彼をいたく気に召しているようである。しかし「本当はキョンキョンの大ファンで、ファンクラブに入っていたこともある」と告白し、やはり小泉今日子のファンだった加藤浩次とテレビ番組内で意気投合したことがある[4]
  • 小説、漫画を論評することは基本的にしていない(ただし社会評論の素材として挙げる事はある)。小説に関しては自身を文学オンチとしている。漫画はかなりの量を読んでおり、特にグルメ漫画には異様なまでに詳しい。また、深夜番組スピードワゴン小沢一敬に突っ込まれて、「AVより(エロ)マンガ派」と答えたことがある[5]
  • 福岡出身だが福岡名物のとんこつラーメンは苦手と言っている[6]
  • 1990年代末、「ビートたけしのTVタックル」に出演しはじめたばかりの頃、ビートたけしに80年代前半にアメリカで流行した「キャベツ畑人形」にたとえられたことがある。
  • 2007年に月桂冠第一三共ヘルスケアのCMに立て続けに出演したのに対し、「CM出演の原則を明らかにしたにもかかわらず、まだ『評論家がCMに出るなんて…』と苦言がましく言ってくる輩がいる」と不満を表明。それに先立って宮崎は、自分が尊敬し、社会的発言をしていた文化人がCMに出演していたことを挙げ、「そもそもCMを害悪とみなすのならば、民放に出ること自体が問題であろう」と述べていた。また、週刊文春での連載「仏頂面日記」に、CM出演の条件(一般的に評価の定まった企業のものであることなど)やスポンサー企業が社会問題を引き起こした場合の対応を明記していた。

評論家、コメンテーターとしての活動[編集]

スタンス[編集]

政治スタンスは保守と見られがちだが実際は右翼であり、首相官邸を訪問するなど御用評論家である。著書『身捨つるほどの祖国はありや』で「公言したことはない」と否定し、革新派の福島瑞穂を批判する一方、保守派の西部邁小林よしのり両者が初期に関わっていた「新しい歴史教科書をつくる会」を批判する一面もある(福島瑞穂に関しては人格的には評価していると語っている)。特に小林の『新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論』批判でなされた「人のはひとつの例外もなくすべて犬死である」との主張は物議を醸した。この主張が切欠となり、小林とは一時、泥仕合のような批判合戦を繰り広げていたが、現在では和解している。今では小林よしのりと宮台真司とで鼎談本を出すほどの関係になった(正確には、宮台真司との対談集『M2:思考のロバストネス』の一節に小林よしのりを招き、鼎談している)。

夫婦別姓論、臓器移植輪廻転生などに関しては否定論者である。夫婦別姓については、保守派の論旨ではなく、旧来の「イエ」制度批判の観点から否定している。なお妻との姓は異なる様に見えるが、戸籍上は妻と同じであり、婚姻時に妻の姓を称することとしたためである。

政財界人・言論人の対米姿勢・対中姿勢を審査する記事において、自らの姿勢を「嫌中」とし、アメリカに対しては、イラク戦争に関しては始めるべきでなかった点で反米だが、反米思想が陳腐であり、姻戚や知人がアメリカに多く、また移住してもいいと思っている点で親米であり、どちらかと言えば反米であるとしている[7]

経済政策論では、以前はいわゆるリフレ派(インフレターゲット論者)に対し激しい批判を行っていたが、2006年にリフレ派に完全転向した(『論座』)。山形浩生は2003年にウェブサイト[1]で、宮崎は「『リフレ逝ってよし』から『一度やらせて失敗させるのも一興』を経て、だんだんじわじわとこっち(リフレ派)に近づいてきているみたい」と評している。リフレ派に転向する前のインフレターゲット導入などによる調整インフレ政策に対する違和感は、それを強く主張しているポール・クルーグマンの信奉者である山形浩生の所説「『お金の価値が目減りするから、いらないものでもとりあえず買っちゃおう』というのはなんだかとっても不健全な気がしないだろうか」「ほとんど浪費を奨励しているようなこの方策なんて、本当にいいことなんだろうか」を引用し「インフレ期待に働きかける政策の根本的な問題点は、山形の指摘に尽きていると思う」としていた[8]

共同体主義については、「英米コミュニタリアンの多くもそうですが、私も共同体を実体として認めているわけではないのです。個々の関係性の束として共同体を仮設しているだけで、いわば名としてのみ認める『共同体唯名論』なんですね」と述べている[9]

自身のラディカル・ブディズムについては、「『自分』とは独立的実体ではなく、他の『流れ』に依存しながら生起し、一時すらも留まることなく流動している無数の『流れ』の、たまさかの『淀み』に他ならぬと悟ること」「この『約束の地』においては、共同体主義アイデンティティの寄る辺と想定している共同体すら放棄されなければならないだろう」と語っている[10]

議論の多くは、帰謬論証に則っており、「帰謬論証とは、自らの立場は明らかにせず、専ら相手の論理を逆手に取って、内部矛盾に追い込み破綻させてしまう中観派得意の論法である。『相手のによって、相手を撃つ』私好みのやり方でもある」と説明している[11]

自らをエイリアンであるとして、「ホントいうと、政治社会について考えること、語ることが好きなわけじゃない。そういう『この世』的なことどもは実はどうだっていいんだ」「だったら何故に考え、何故に語るのか。答え。眼前に『問題』があるからだ」「『この世』のことなんてどうでもいい。所詮、すべて他人事です。だけど、万般、他人事であることこそが肝要なんだと思う」と述べている[12]

政治[編集]

1996年頃、保守系の若手政治家の勉強会で、「これからの政治家はこう有権者に語り掛けなきゃいけない。あなたに感動を与える。あなたに確かな生きがいを、希望を与えると。『あなたたちに』ではなく『あなたに』がキーポイントです」と、「悪魔の知恵」をレクチャーした。その宮崎が、小泉純一郎首相(当時)の小泉内閣メールマガジンについて、「かなり巧みに読み手を『感動の同調』へと引き込こもうとしている」ことを、プロパガンダ分析の視点から指摘し、「私が若手議員たちに教授した人心掌握術が、いま国のトップによって実用されているのです」と述べている[9]。また、郵政解散で行われた第44回衆議院議員総選挙の際の小泉自民党のメディア戦略について、「報道にスピンを加えられるようになった」と解説した[13]。2007年の参議院選挙では、テレビ番組において三宅、橋下、たかじんらとともに、安倍バンザイの翼賛報道をおこなった。

靖国問題について、「ポイントは制度的には一宗教法人に過ぎない靖国神社に、国家的な慰霊・追悼の機能を持たせようとした『無理』にある」「私は『多宗教の国家的な追悼施設』をつくるべきだと答える」「具体的には米国アーリントン墓地のように、あらゆる宗教を認める追悼施設が望ましいだろう」と語っている。また、「私自身、仮に他国による侵略を受けた際、自発的民兵として戦う用意がないわけではない。ただし仏教者である私は、常住不変の霊魂の存在を信じない。だから戦死した場合に、靖国神社に神道式で合祀されることには耐え難い苦痛を覚える」としている[14]

リベラル派ロールズは、『遺産相続制度の規制』を唱えている。これに対し、ネオリベリバータリアンは『財産権の侵害』だと批判する」。こうした相続税をめぐる議論を補助線として、「リベラルとネオリベの分別なんか、政治哲学の基本」だと説明している[15]

ジョン・ロールズについて、「私は、ロールズの理論が、今日のアメリカ人の精神の退廃を招来したとまで断じるつもりはない」「しかし、70年代半ば以降の、リベラリズムの過剰な浸透と個人の先験的権利意識の肥大化、市場経済的価値観の生活世界への侵入は、アメリカ社会の諸共同体を衰弱に導き、家族の紐帯や地域の連帯を喪失させたうえ、他者への徹底的無関心と自省の契機を欠いた利己主義を蔓延させる結果となった」と述べている[10]

民主主義について、「全国民に国家権力の創出(正当化)と国家体制への参加を強いる民主主義とは、畢竟、近代ナショナリズムに他ならないのではないか。19世紀以来の産業化、都市化によって伝統的共同体における紐帯や役割を失った寄る辺なき諸個人の意思を、抽象的な国家目的へと凝集させ、ヴァーチャルな国家的連帯に連結させる装置として民主政体は機能しているのではないか」「私は、この本来の民主主義原理と、戦後日本人に誤解され受容された『民主主義』との間に大きなズレを看て取ると同時に、民主主義原理そのものへの深い疑義も抱懐していた」と語っている[9]

宗教[編集]

オウム真理教テロリズムに、世間全体が不安に浮き足立っていたころ、多くの宗教学者、宗教評論家、仏教学者などが頻りとマスコミに登場し『オウム教団は自分たちを仏教と位置づけているが、まったく仏教とは縁もゆかりもない宗教である』と決めつけていた」。しかし、「私は、教祖の著作を精読し、修行システムを観察した結果、旧来の、融通無碍な、多元主義的な仏教観に立つ限り、それが仏教の範疇に入らないという確定は困難であるとの結論に達し」、「旧来の仏教に『オウムは仏教ではない』と、簡単に斥ける資格があるとは到底思えなかった」と述べている[10]

三島由紀夫の『豊饒の海』第三部『暁の寺』(1970年)について、「この小説でさかんに説かれている仏教は中観ではなく、唯識仏教なのである」として、「阿頼耶識を個我の根本識、対象世界の諸法の根本因と看做す」「唯識説が仏教哲学の精華として礼賛されて」おり、「かかる仏教観が、そっくり三島自身のものでもあったとしたら、彼の仏教理解は、極めて浅薄なものであったと断ぜざるを得ない」としている[9]

サブカルチャー[編集]

押井守監督のアニメーション映画『イノセンス』(2004年)の登場人物のセリフ「孤独に歩め……。悪をなさず、求めるところは少なく……。林の中の象のように」について、「これはダンマパダ(「法句経」)という原始経典の一節です。記憶も、知性も、生命すら相対化した世界にあって、なおブッダの言葉は輝きを減じていない。仏教は、未来に向かっても『新しい』のです」と述べている[16]

矢沢あいの漫画『NANA』に関して、特にハチの恋愛傾向を「着メロ恋愛」と評論した(頻繁に変わるハチの彼氏を、次々と新しく変えられてゆく着メロになぞらえたもの)[17]

河村隆一と対談を行いその中で、「いろんな側面があると思うけど、案外気づいている人が少ない、良質のポップスの作り手としてのRKも好きなんですよ。気になる」と語り、またアジアでの日本的要素について話題が及ぶと、「一時期、R&Bが日本、韓国、台湾、香港などの共通言語になったけど、これは偶然にもR&Bがアジア人の好きな旨味成分に富んでいたからですね。そういう意味では、旨味の本家本元であり、テクニカルな先端を走る日本のポップミュージックがアジア全域で受け入れられるのは当然だと思う」と述べている[18]

コミュニタリアンとしての主張、ナショナリズム論[編集]

高度資本主義の進展につれて国民国家の統合枠が溶解のプロセスに入った日本の状況下では国家の物語国史が成り立たなくなっており、また、世代間どころか世代内ですら歴史の共有が不可能になった現在、私達にとって可能な、しかも意義ある歴史伝承の鍵は、「公教育における国史=正史の正当化などではなく、私史=稗史[19]がいきいきと語り継がれるローカルで多元的な共同体の探求にこそあるのではなかろうか」と述べている[20]

小林よしのりは、すべてのが無意味だとすれば、のみにしか価値が認められず、ひたすら生を永らえることを願うニヒリズムに帰してしまう、という。それに対して宮崎は、「死の無意味さを直視してはじめて、何の利害得失にも拘らない真の『善き生』を生き得るのではないか」と言い、「もし特攻隊員が死後の顕彰を期していたとすれば、彼らはなお現世的価値(利害得失)を基準にしていたことになる」。そして、「彼らの死が――あらゆる死と同様に――世俗的な意味や価値に還元できない『犬死に』だからこそ、あえてその道を選んだ姿が私達の心魂を打つのではないか」としている。また、1997年のルワンダで、ジェノサイド実行者の残党が寄宿学校を襲い、10代の女子学生17人を捕らえ、少女たちにフツ族とツチ族に分かれるよう命じたところ、彼女らは「自分たちはただルワンダ人である」とこれを拒み無差別に射殺された話[21]を紹介し、「一見、単なるナショナリズムの発露のようにみえる」がその裏で、「死の虚無を見据えながらも、『偶然にくる或る不幸』(藤田)[22]を事もなげに引き受けてしまえる意思が働いている」ことを看て取り、「これこそがナショナリズムに内在しつつ、ナショナリズムを超える自由の可能性ではあるまいか」と述べている[23]

社会[編集]

結婚について、「当世流の結婚は、義務でも慣習でも規範でもなく、趣味の側面が強くなっていくだろう。趣味としての結婚。私はそんなに悪いとは思わない。幼い熱情に浮かされて、あるいは制度や慣習に従って結婚したものの、すぐに愛情は消え失せ、内実が破綻しているのになお形だけの円満な夫婦生活を続けるよりは、よほど倫理的な生き方ではあるまいか」としている[24]

交友関係[編集]

社会学者宮台真司を、言論界でのライバルかつ盟友であるとしている。また、宮台の自己決定権/選択帰属については、「自己決定する自己とは因果性の起点ではなく、他を選び得るのにそれを選んだという選択性の帰属の宛先に過ぎないのである」として、「やはり疑問も残る。もしこの選択帰属の理論を徹底させるならば、そもそも行為の『内的動機を問う』こと自体が不要となるであろう[25]」と述べている[9]

テレビ界では弁護士橋下徹と仲が良く、「私の10倍もの収入を得る大先生」と茶化しているが、「一緒に深夜番組をやりたい」と語ったり、二人で焼肉を食べに行ったりする間柄である。宮崎は橋下を「おちゃらけているけど一本筋は通っているし、ここぞと言う時の発言には、はっとさせられる」と高く評している。

アルバム『m-flo inside』(完全生産限定盤)で「m-flo論」を執筆しており、アーサーS.デモス財団の書籍である『パワー・フォー・リビング』のCMにVERBALが出演した時は「ショックだった」と語っている[26]

著書[編集]

単著[編集]

  • 正義の見方(洋泉社、1996年、ISBN 4102900837:文庫版-新潮社、2001年、ISBN 4102900837
  • 身捨つるほどの祖国はありや(文藝春秋、1998年、ISBN 4163541101
  • 「自分の時代」の終わり(時事通信社、1998年、ISBN 4788798166
  • 新世紀の美徳 ヴァーチャス・リアリティ(朝日新聞社、2000年、ISBN 4022574798
  • 憂国の方程式(PHP研究所、2001年、ISBN 4569617336
  • ビジネスマンのための新・教養講座(洋泉社、2002年、ISBN 4896916646
  • 新書365冊(朝日新聞社、2006年、ISBN 4022731060
  • 1冊で1000冊読めるスーパー・ブックガイド(新潮社、2006年、ISBN 410303131X

共著[編集]

  • ぼくらの「侵略」戦争(呉智英・橋爪大三郎・小浜逸郎・山田風太郎・松本健一・中野翠・福田和也・副島隆彦・石川好・西尾幹二・他)(洋泉社、1995年、ISBN 4896911857
  • ぼくの命を救ってくれなかったエヴァへ(切通理作・村瀬ひろみ・丸田祥三・村崎百郎・PANTA)(三一書房、1997年、ISBN 4380972968
  • 放談の王道(呉智英)(時事通信社、1999年、ISBN 4788799413
  • 愛と幻想の日本主義(福田和也)(春秋社、1999年、ISBN 4393331834
  • ニッポンの知識人(?秀実・高澤秀次)(ベストセラーズ、1999年、ISBN 4584183848
  • 人権を疑え!(呉智英・佐伯啓思・片岡鉄哉)(洋泉社、2000年、ISBN 4896914945
  • これがマコトの日本の大論点(大竹まこと)(講談社、2001年、ISBN 4062109174
  • 私は臓器を提供しない(近藤誠・中野翠・吉本隆明)(羊泉社、2001年、ISBN 489691452X
  • 少年の「罪と罰」論(藤井誠二)(春秋社、2001年、ISBN 4393331958)
  • 日本経済「出口」あり(金子勝・木村剛)(春秋社、2001年、ISBN 4393621646
  • 立花隆「嘘八百」の研究(浅羽通明・山形浩生・斎藤環・大月隆寛・他)(宝島社、2002年、ISBN 9784796627818
  • ドキュメント平成革新官僚―「公僕」たちの構造改革(小野展克)(中央公論新社、2004年、ISBN 4121501195
  • 事件の真相!(川端幹人)(ソフトバンククリエイティブ、2006年、ISBN 4797337974
  • 少年をいかに罰するか(藤井誠二)(講談社、2007年、ISBN 4062811439)

「M2」単行本(宮台真司との共著)[編集]

翻訳[編集]

  • 監訳(パトリック・J・ブキャナン)『病むアメリカ、滅びゆく西洋』(ISBN 4880861383

出演番組[編集]

レギュラー[編集]

準レギュラー・常連ゲスト[編集]

過去のレギュラー番組[編集]

過去のゲスト出演番組[編集]

過去のスペシャル番組[編集]

  • ETV特集・漂流する家族~「日本人の意識調査2003」から~(2003年10月11日 NHK教育
  • 賢者の行進~宮崎哲弥・橋下徹・金村義明のそこまで遊んで委員会~(2004年6月26日 よみうりテレビ)
  • 爆笑! 2005年こうなる宣言!!(2005年1月3日 関西テレビ系)
  • 筑紫哲也VS爆笑問題の『拝啓ブッシュ大統領閣下!! あなたが語らない10の秘密!』(2005年1月26日 TBS系)
  • ゲキセン!(日本テレビ系)
  • M2のテレビじゃ聞けないJ-POP批評(TBSラジオ)
  • 爆笑問題&日本国民のセンセイ教えて下さい!(第5回2005年10月4日 第6回2006年4月4日 第7回2006年10月10日 テレビ朝日系)
  • さんま・福澤の超報道2005ほんまでっか!?ニュース(2005年12月30日 フジテレビ系)
  • 爆笑! 2006年こうなる宣言(2006年1月3日 関西テレビ系)
  • 太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。SP(2006年1月3日 日本テレビ系)
  • 熱血経済スペシャル 俺たちの!突破宣言(2006年1月21日 テレビ東京系)
  • 学校へ行こう!MAXニッポン学生1500万人緊急ホームルームスペシャル(2006年3月21日 TBS系)
  • 金曜エンタテイメントさんま・福澤のホンマでっか!?ニュースSP!(2006年4月28日 フジテレビ系)
  • 徹底解剖! 宮崎哲弥、43歳(2006年6月26日 MBSラジオ
  • 上田晋也の日本の宿題(2006年7月15日 テレビ朝日)
  • FNS26時間テレビ 国民的なおもしろさ!史上最大!!真夏のクイズ祭り 26時間ぶっ通しスペシャル(2006年7月16日 フジテレビ系)
  • ドスペ!・緊急特番!!仰天格差社会ニッポン!(2006年9月9日 テレビ朝日系)
  • スーパーニュースアンカー・スペシャル 徹底討論 格差社会に物申す(2006年9月14日 関西テレビ)
  • ズバリ言うわよ!4時間SP-「ズバリ言うわよ! 炎の4時間メッタ斬りSP」(2006年10月3日 TBS系)
  • 所さんのこんな見方があったんだ!天才脳強化スペシャル(2006年10月13日 TBS系)
  • たけしの日本教育白書(第2弾 2006年11月11日 フジテレビ系)
  • NEWS2006 ダウンタウンがキャスターやりますスペシャル(2006年12月23日 テレビ朝日系)
  • ズバリ本音スペシャル 激論!どないやねん!?日本(2006年12月23日 朝日放送)
  • M2のテレビじゃ聞けないJ-POP批評2006(2006年12月29日 TBSラジオ)
  • 上田晋也の日本の宿題(2006年12月29日 テレビ朝日系)
  • ツッコミ日本代表2006(2006年12月30日 テレビ東京系)
  • 2006大論争5時間スペシャル「安倍政権の正体!!」(2006年12月31日 朝日ニュースター)
  • 爆笑! 2007年こうなる宣言(2007年1月3日関西テレビ系)
  • 第28回ABCお笑い新人グランプリ(2007年1月8日朝日放送)
  • サタデーバリューフィーバー・もしも私が主役だったら(2007年1月27日 日本テレビ)
  • NEWS2007 ダウンタウンがキャスターやりますSP春(2007年4月7日テレビ朝日系)
  • ガラスの地球を救えスペシャル・とどけ生きものたちの声(2007年4月30日 朝日放送)
  • 20年大河バラエティ!目からウロコ…1986年バブル経済から2007年超近現代史!さんま・所が解明!?人間は相変らずアホか?(2007年4月30日 日本テレビ系)
  • 上方演芸白書2007 漫才編(2007年5月30日 毎日放送)
  • スーパーニュースアンカー・スペシャル 漂流するテレビ(2007年6月5日 関西テレビ)
  • 報道特別番組 2007選択の時(2007年7月29日 朝日ニュースター)
  • TXN参院選スペシャル ザ・決断!国民の審判 真夏のビッグウエーブ(2007年7月29日 テレビ東京系)
  • JRN・参議院選挙開票スペシャル どうなる安倍政権!?~参院選でバトルトーク(2007年7月29日TBSラジオ系)
  • ZERO×選挙2007・第2部(2007年7月29日 日本テレビ系)
  • もしもの世界(2007年8月4日 NHKBShi
  • アニメギガスペシャル とことん! 押井守 BSアニメ夜話スペシャル・うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(2007年8月11日 NHKBS2
  • 上田晋也の日本の宿題(2007年8月18日 テレビ朝日系)
  • 夏ドキュ!・炎上!大政局! どうなる安倍政権SP(2007年8月27日 日本テレビ系)
  • ドスペ2・ロンドンハーツ深夜版 キャバ嬢から見た日本夜の(秘)経済&社会学&芸能人のうわさ(2007年9月8日 テレビ朝日系)
  • 吹け! アジアの新風 アジアの若者大激論(2007年9月9日 テレビ東京系)
  • 金曜エンタテイメントさんま・福澤のホンマでっか!?ニュースSP!(2007年9月21日 フジテレビ系)
  • たけしの独裁国家で何が悪い!?(2007年9月29日 日本テレビ系)
  • ものまねバトル(第45回 2007年10月1日 日本テレビ系)
  • 1000人の声 平成の課長さん(2007年10月31日 NHK総合)
  • たけしの日本教育白書(第3弾 2007年10月27日 フジテレビ系)
  • スーパーニュースアンカー・スペシャル 漂流するテレビ2(2007年10月28日 関西テレビ)
  • 未来報道2007 ニッポン新HERO伝説スペシャル(2007年12月24日 よみうりテレビ/日本テレビ系)
  • 今すぐ歌いたい! 最強のカラオケヒットソング 全部ご本人の歌でお見せしますSP(2007年12月28日 日本テレビ系)
  • たかじんドクターズ~そこまで病んで委員会(2007年12月30日 よみうりテレビ系)
  • 5時間スペシャル「大論争!この国の行方を問う」(2007年12月30日 朝日ニュースター)
  • さんま・福澤のホンマでっか!?ニュースSP(2007年12月30日 フジテレビ系)
  • 超社会派バラエティー ザ★熱中ナイト!(2007年12月30日 テレビ東京系)
  • みのもんたの明るいニッポン!~未来はどっちだ!?~(2008年1月3日 関西テレビ/フジテレビ系)
  • M2のテレビじゃ聞けないJ-POP批評(2008年1月4日 TBSラジオ)
  • 天下統一!三武将スペシャル 信長秀吉家康~真のリーダーは誰か!?(2008年1月4日 日本テレビ系)
  • カスペ!ニッポンがおかしい'08 小倉智昭のマッチメイク 自民vs民主…生活を任せられるのはどっち!? 国会議員大乱闘SP(2008年1月8日 フジテレビ系)

出演CM[編集]

  • 月桂冠:清酒「つき」 大人の食べ比べ・マグロ編(2007年5月~)
  • 月桂冠:清酒「つき」 大人の食べ比べ・和牛編(2007年10月~)
  • 第一三共ヘルスケア:「新三共胃腸薬プラス」 激論・どうなる胃腸系編(2007年11月~)

脚注[編集]

  1. 北海道新聞西日本新聞、および中日新聞社刊の中日新聞東京新聞に掲載
  2. 「たかじんのそこまで言って委員会」
  3. 読売新聞 2002年7月14日付朝刊「時の栞」欄、『諸君!』2007年10月号
  4. スッキリ!!
  5. テレビ東京「超社会派バラエティー ザ★熱中ナイト!」2007年12月30日放送
  6. 「たかじんのそこまで言って委員会」
  7. 諸君!』2005年7月号
  8. 『ビジネスマンのための新・教養講座』
  9. 9.0 9.1 9.2 9.3 9.4 『憂国の方程式』
  10. 10.0 10.1 10.2 『「自分の時代」の終わり』
  11. 『M2:思考のロバストネス』
  12. 『エイリアンズ』
  13. 朝日放送『ムーブ!』
  14. 『朝日新聞』2005年4月22日付朝刊、第10版、第27面
  15. 『ニッポン問題。M2:2』
  16. 『考える人』 2005年冬号
  17. 関西テレビ『2時ワクッ!』2005年6月16日
  18. 「新たなる独創」『朝日新聞』2003年11月29日付朝刊、第10版、第21面
  19. 国家歴史正史に対して、在野の個人の立場で書かれた私史や家族地域といった共同体において語り継がれた歴史を『稗史』という」(『身捨つるほどの祖国はありや』)。
  20. 『身捨つるほどの祖国はありや』
  21. フィリップ・ゴーレイヴィッチ 『ジェノサイドの丘』 WAVE出版
  22. 藤田はある対談(「マルクス主義のバランスシート」、『全体主義の時代経験』所収 みすず書房)で、森鴎外がバーナード・ショーの『悪魔の弟子』を高く評価していたことに論及している。『悪魔の弟子』では、ある男が別の反逆者に間違われるのだが、一言の抗弁もせずに捕まる。処刑される運命と知りながら従容と連行されるのだ。藤田は、男が身代わりになったのは『仁とか義とか、そういうものとは違う別の或るものなのだ』という鴎外の評釈を紹介し、いま失われている感覚は『これだな!』と思ったという」(「ナショナリズムを問い直す(2)――安易な国家依存に抵抗」『朝日新聞』2003年8月13日付夕刊、第3版、第5面)。
  23. 「ナショナリズムを問い直す(2)――安易な国家依存に抵抗」『朝日新聞』2003年8月13日付夕刊、第3版、第5面
  24. 『新世紀の美徳 ヴァーチャス・リアリティ』
  25. 「例えば刑法上の故意と過失の差異、責任と無責任の間の線引きを不明確化する。事実、宮台は『リべラリズムの発想では、自己決定能力の不備を理由に自己決定権に制約をつけることはありえません』と論断している。無論、宮台はリベラリズム擁護の立場を採るので、責任無能力や限定的な責任能力を理由に選択性を帰属できないということもまたあり得ないことになる。然るに、宮台は他方で心神喪失、心神耗弱による免責や減刑を認めているので、この間の整合がどのように取られているのかはっきりしない」(『憂国の方程式』)。
  26. 『論座』「中吊り倶楽部」

関連人物[編集]

外部リンク[編集]