聖隷クリストファー大学

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聖隷クリストファー大学(せいれいくりすとふぁーだいがく)は、静岡県浜松市北区三方原町3453に本部を置く私立のFランク大学である。1992年に設置された。大学の略称は聖隷大。

聖隷クリストファー大生がコンビニ強盗、逮捕「友人から借りた金返すため」[編集]

静岡県警浜松中央署2012年7月5日、コンビニで現金を奪ったとして、強盗の疑いで、浜松市中区高丘北、聖隷クリストファー大学3年の山本考志(20)を逮捕した。

逮捕容疑は7月5日午前0時25分ごろ、自宅近くのコンビニで女性店員(42)にナイフを突き付け「金をよこせ」と脅し、約9万円を奪った疑い。

同署によると、事件直前、パトロール中の署員がコンビニの駐車場でナンバーを隠したミニバイクを発見。外で張り込みを始めてすぐに、山本が店から出てきた。署員が職務質問すると「今、強盗をしました」と容疑を認めた。山本は「友人から借りた金を返すためにやった」と供述している。

沿革[編集]

校名の由来[編集]

ヨハネによる福音書第13章に、最後の晩餐のとき主イエスは「夕食の席から立ち上がって上着を脱ぎ、手ぬぐいととって腰に巻き、それから水をたらいにいれて弟子たちの足を洗い……」とあるが、当時他人の足を洗うのは奴隷の役割であった。キリストが弟子たちに行動をもって最後の教えを示した。これが聖なる神様の奴隷(しもべ)を意味する「聖隷」の語源となった。クリストファーとは、「キリストを背負う者」の意味。3号館1階エントランスにその様子を描いたタイル画が展示されている。聖隷の創立者・長谷川保は、クリストファーがキリストを背負ったように、病人や障害者、お年寄りの不安や苦痛、悲しみを理解し、大事にケアする人がこの大学から育ってほしいとの願いから「聖隷クリストファー」と命名。一説には、シシリー・ソンダースが開設した英国の聖クリストファー・ホスピスの名称から名付けたともいわれている。

年表[編集]

  • 1926年 長谷川保をはじめとする約10名のキリスト教青年によって社会事業を目的とした『聖隷社』が結成される。
  • 1930年 結核を患う桑原昇次郎青年を受け入れたことを契機に、無償で重症の結核患者たちの世話を始める。
  • 1931年 ベテルホーム(主の家)と名付けた施設で、周辺住民からの迫害を受けつつも結核患者の世話を続ける。
  • 1937年 社会運動家であった賀川豊彦の尽力で集まった献金(「一坪献金運動」と呼ばれた)を資金に三方原へ移転。「聖隷保養農園」と改称。雑誌「主婦之友」の取材記事によって結核患者の療養施設とわかり、周辺住民の反対運動が起こる一方、全国から重症の結核患者が殺到する。
  • 1939年 昭和天皇より特別御下賜金を受ける。
  • 1949年 各種学校遠州基督学園設立。今日の教育事業の出発点となる。
  • 1952年 聖隷准看護婦養成所開設。
  • 1959年 聖隷准看護学園に名称変更。各種学校として静岡県の認可を受ける。
  • 1966年 学校法人聖隷学園設立。
  • 1969年 聖隷学園浜松衛生短期大学開学。
  • 1978年 福祉医療ヘルパー学園開学。これは、1987年に「社会福祉士及び介護福祉士法」が制定される呼び水になり、介護福祉士養成校のモデルとなる。
  • 1988年 聖隷介護福祉専門学校開学。介護福祉士を養成する厚生労働大臣指定の専門学校として日本で初めて開学
  • 1992年 聖隷クリストファー看護大学(看護学部看護学科)開学。学長に吉田時子が着任。
  • 1998年 大学院看護学研究科看護学専攻(修士課程)設置。
  • 2002年 社会福祉学部を設置、聖隷クリストファー大学に名称変更。聖隷学園浜松衛生短期大学を聖隷クリストファー大学看護短期大学部に名称変更。
  • 2004年 リハビリテーション学部、大学院社会福祉学研究科設置。
  • 2004年 中華人民共和国重慶市の第三軍医大学と姉妹提携。
  • 2005年 シンガポール南洋理工学院(リハビリテーション学部)と交流を開始。
  • 2006年 校内に売店を設置。
  • 2007年 3代目学長に小島操子が就任。英文名をCollegeからUniversityに変更。
  • 2007年 静岡県内の看護医療福祉系大学・養成校として初めて光トポグラフィー装置を導入。
  • 2008年 社会福祉学部にこども教育福祉学科を新設。
  • 2008年 大学院博士課程後期に保健科学研究科を新設。
  • 2008年 リハビリテーション学部リハビリテーション学科作業療法学専攻が日本作業療法士協会およびWFOT(World Federation of Occupational Therapists) の認定校として登録される。
  • 2010年 養護教諭1種教職課程の設置。静岡県では初の養護教諭養成校となる。
  • 2010年 平成30年度をめどに、医学部もしくはメディカルスクールの新設を目指すことを明らかに。
  • 2011年 保健科学研究科博士後期課程を、看護学、リハビリテーション科学、社会福祉学の各研究科博士前期(修士課程)・博士後期課程に改編する。
  • 2011年 社会福祉学部を社会福祉学科、臨床介護福祉学科、こども教育福祉学科の3学科に改組する。

基礎データ[編集]

所在地[編集]

教育および研究[編集]

組織[編集]

学部[編集]

専攻科[編集]

  • 助産学専攻科

大学院[編集]

  • 博士前期課程(修士課程)
    • 看護学研究科
      • 環境支援看護学分野
      • 生活支援看護学分野
      • 療養支援看護学分野
      • 家族支援看護学分野
    • リハビリテーション科学研究科
      • 理学療法科学分野
      • 作業療法科学分野
      • 言語聴覚療法科学分野
    • 社会福祉学研究科
      • 社会福祉学分野
      • 介護福祉学分野
  • 博士後期課程
    • 看護学研究科
      • 環境支援看護学分野
      • 生活支援看護学分野
      • 療養支援看護学分野
      • 家族支援看護学分野
    • リハビリテーション科学研究科
      • 理学療法科学分野
      • 作業療法科学分野
      • 言語聴覚療法科学分野
    • 社会福祉学研究科
      • 社会福祉学分野
      • 介護福祉学分野

設置施設[編集]

  • 保健福祉実践開発研究センター

研究[編集]

2007年に全学共有の研究機材として、日立メディコ社製の光トポグラフィー装置を導入した。単科大学クラスでの導入は珍しい。静岡県内の看護医療福祉系大学・養成校では初めて。現在は主に、大学院での研究に使用されているが、学部生も体験利用や被験者となっている。エビデンスの確立が難しい分野での効果の測定に役立つとされ、近隣施設と連携しての研究調査も行う予定がある。

教育[編集]

聖隷ホスピスに隣接していることから、がん専門看護師の養成を行う CNS コース(がん看護)が大学院に開設された。がんを抱える患者・家族のさまざまな問題、また、治療に伴う問題などを多面的に追究するとともに、がん看護介入に関する諸理論を基盤として看護介入モデルを検討し、さらに、実習を通して質の高いがん看護ケアを提供するための高度専門的および倫理的な看護実践能力を養うことを目指している。2010年1月、大学院修了生から6名の「がん看護専門看護師」が誕生したと発表した。他にも、慢性看護ならびに急性期看護CNSコースの教育課程があり、2011年度からは、老年看護学・小児看護学領域の専門看護師の養成を行う。 2011年4月に社会福祉学部が学科改組され、臨床介護福祉学科では、同グループの聖隷関連病院の協力のもと介護福祉士で病院専門介護福祉士コースという履修モデルを表明。また、全国では少ない介護福祉学分野の博士後期課程を設置する。

学生生活[編集]

部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]

ボランティア系サークルとしてマナの会、TOLO、ボッチャALS患者さんを励ます会、などがあり、周辺の医療福祉の施設を中心に活動している。ほかにも文化系、音楽系、スポーツ系サークルがある。ボランティア系サークル以外でも主な活動を福祉施設などで行うことが多い。

学園祭[編集]

学園祭は「聖灯祭」と呼ばれ、通常の模擬店のほか、地域住民に日頃の学習の成果の発表や医療福祉の専門職についての理解を深めてもらうことを目的にしたものもある。

大学関係者と組織[編集]

大学関係者一覧[編集]

聖隷クリストファー大学の人物一覧

施設[編集]

キャンパス(浜松キャンパス)

社会との関わり[編集]

ボランティア活動推進室を設置し、地域からの要請に対する学生の活動をサポートしている。また、近年の医師不足を背景に、医学部の設置を検討している大学の1つである。

保健福祉実践開発研究センター[編集]

大学の蓄積してきた知的・人的・物的資源を地域に還元することを目的に2005年、地域支援研究所を設置。地域に開かれた大学として保健・医療機関、社会福祉施設、行政、企業ならびに地域等との連携・協働を推し進めるため、地域支援研究所を「保健福祉実践開発研究センター」と改めた。

関連学校[編集]

関連項目[編集]

公式サイト[編集]