霞ケ関駅 (東京都)

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霞ケ関駅(かすみがせきえき)は、東京都千代田区霞が関二丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)のである。

ホームの駅名標や車内の案内表示では一部「霞関」となっているが、正式名称では「ケ」は小書きではない。

乗り入れ路線[編集]

丸ノ内線日比谷線千代田線の3路線が乗り入れ、接続駅となっている。駅番号は、丸ノ内線がM 15、日比谷線がH 06、千代田線がC 08となっている。

歴史[編集]

駅構造[編集]

駅ホームは逆向きの「コ」の字に配置されており、北から反時計回りに丸ノ内線、日比谷線、千代田線の順である。いずれの路線もエスカレーターエレベーターが設置されており、コンコースとホームを連絡している。

丸ノ内線は島式・相対式ホーム2面2線を有する地下駅である。開業当時は島式1面2線であったが、1973年昭和48年)に池袋方面行きの単式ホームを増設し、島式ホームを荻窪方面行き専用とする現行の形態になった。改札は地下1階、ホームは地下2階にある。

日比谷線は島式ホーム1面2線を有する地下駅である。改札は地下1階、ホームは地下3階にある。

千代田線は島式ホーム1面2線を有する地下駅である。改札は地下2階、ホームは地下1階にあるため、ホームから地上に出るには一旦下の階を経由することになる(ホームから上階への階段はない)。「東京地下鉄道千代田線建設史」によると、建設地点には旧・海軍省の地下防空壕跡があったため、このうちの約半分を取り壊して建設された。

丸ノ内線と千代田線の乗り換えには日比谷線ホームを経由する必要があり、東京メトロの資料によると5分程度かかる。なお丸ノ内線ホームと千代田線ホームを直接連絡する改札内通路はない。

千代田線の国会議事堂前寄りに有楽町線桜田門駅につながる連絡線単線)がある。主に回送列車が使用するが、営業列車では「千代田ワープ号」などのイベント列車が走行した事例がある。2008年平成20年)5月3日からは、小田急電鉄特急ロマンスカーベイリゾート」が年間30日程度運行されるようになったが、当駅はスイッチバックで連絡線に入るために運転停車し、乗降は取り扱わない。なお、「メトロさがみ」「メトロはこね」「メトロホームウェイ」は当駅に営業停車する。

駅務管区所在駅であり、霞ケ関駅務管区として霞ケ関地域、六本木地域、国会議事堂前地域を管理する。

のりば[編集]

番線 路線 行先
1 M 丸ノ内線 新宿中野坂上荻窪方面
2 M 丸ノ内線 銀座大手町池袋方面
3 H 日比谷線 六本木恵比寿中目黒方面
4 H 日比谷線 銀座・上野北千住南栗橋方面
5 C 千代田線 表参道代々木上原唐木田方面
6 C 千代田線 大手町北千住綾瀬取手方面
  • 日比谷線北千住方面からの列車と千代田線綾瀬方面からの列車は平日朝ラッシュ時に一部当駅終着の設定があり、引き上げ線に回送される。また、日比谷線北千住方面と千代田線綾瀬方面の始発列車が朝夕ラッシュ時に設定されている。
    • 日比谷線は平日朝間に10本、夕方に合計3本。土曜・休日は朝間1本。
    • 千代田線は平日朝間に13本、夕方に合計5本。土曜・休日が朝間1本。
  • 夕ラッシュ時には、日比谷線北千住方面と千代田線綾瀬方面の当駅始発電車に着席するため、始発待ちをする乗客も多い。また、ごく一部ではあるが日比谷線中目黒・千代田線代々木上原方面発の途中駅止まりの電車が当駅で当駅始発の他社線直通電車(前者は東武伊勢崎線、後者は常磐線各駅停車)に接続しており、当駅で下車して始発待ちをする乗客も存在する。

改札口[編集]

  • A1 - A7(丸ノ内線・日比谷線)
  • A8 - A10(日比谷線)
  • A11 - A13(千代田線)
  • B1 - B3(丸ノ内線)
  • C1 - C4(千代田線)

改札内で各線のホームに連絡しているので、他の路線の改札の利用が可能。

利用状況[編集]

2013年度の1日平均乗降人員は140,241人である。東京メトロの駅の中で第19位。近年の1日平均乗車人員推移は下表のとおり。

年度 丸ノ内線 日比谷線 千代田線 出典
1992年 26,995 15,975 25,581 [3]
1993年 27,488 15,633 24,723 [4]
1994年 27,685 15,751 23,808 [5]
1995年 28,303 15,650 23,055 [6]
1996年 28,529 15,556 22,458 [7]
1997年 27,742 15,537 22,597 [8]
1998年 27,841 15,852 22,562 [9]
1999年 27,653 15,191 22,287 [10]
2000年 27,468 14,764 20,699 [11]
2001年 27,310 14,299 20,871 [12]
2002年 26,718 13,729 20,162 [13]
2003年 26,852 13,847 19,694 [14]
2004年 26,425 14,342 19,460 [15]
2005年 26,584 14,332 19,581 [16]
2006年 27,271 14,625 20,252 [17]
2007年 28,309 15,205 22,238 [18]
2008年 27,671 15,134 22,710 [19]
2009年 27,679 15,104 22,688 [20]

駅周辺[編集]

詳細は 霞が関 を参照

中央省庁やその関連施設が多い。

バス路線[編集]

最寄停留所は「霞ケ関」と「経済産業省」の二か所である。

霞ケ関

経済産業省(JRバスは霞が関

その他[編集]

  • 霞が関という官庁街の中心にある駅として、地下鉄サリン事件のターゲットになった。当時の駅助役が事件で亡くなったということもあり、1996年(平成8年)から毎年3月20日午前8時に当駅で黙祷が行われる。
  • 当駅から日比谷駅までは、日比谷線経由と千代田線経由のルートがある。経路に当駅 - 日比谷駅の区間が含まれる定期乗車券は、日比谷線・千代田線を選択乗車することが可能である。
  • 当駅から国会議事堂前駅までは、丸ノ内線経由と千代田線経由ルートがある。経路に当駅 - 国会議事堂前駅の区間が含まれる定期乗車券は、丸ノ内線・千代田線を選択乗車することが可能である。
  • 当駅から銀座駅までは、丸ノ内線経由と日比谷線経由のルートがある。経路に当駅 - 銀座駅(日比谷線経由)の区間が含まれる定期乗車券は、丸ノ内線経由で乗車することも可能である。しかし、丸ノ内線経由の定期乗車券は、日比谷線経由で乗車することは不可能である。
  • 漫画・アニメクレヨンしんちゃんの登場人物の野原ひろしが、当駅近辺の会社(アクション商事)に勤めているという設定であり、日比谷線がまれに登場する。

隣の駅[編集]

東京地下鉄
M 丸ノ内線
国会議事堂前駅 (M 14) - 霞ケ関駅 (M 15) - 銀座駅 (M 16)
H 日比谷線
神谷町駅 (H 05) - 霞ケ関駅 (H 06) - 日比谷駅 (H 07)
C 千代田線
国会議事堂前駅 (C 07) - 霞ケ関駅 (C 08) - 日比谷駅 (C 09)

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]