坪野鉱泉

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坪野鉱泉(つぼのこうせん)とは、富山県魚津市にある有名な心霊スポット。元々は旅館だった建物である。

概要

  • 坪野鉱泉は、坪野の堀田富次郎が、行基菩薩が一等三礼して作られた薬師如来の霊夢により開かれた鉱泉である。施設は綺麗で鉱泉が出ておりCMもあったという。
  • 昔はかなり賑わっていたが、事故(後述)や財政難の影響で1982年に倒産。現在は何にも使われていない(施設建物は残っている。建物周辺は工事用フェンスで囲まれているが完全に閉まってはいない)。

噂・都市伝説

倒産した坪野鉱泉は、年月がたつにつれて、だんだん廃墟と化していき、とうとう県内屈指の恐怖スポットとなってしまった。このため下記のようなさまざまな都市伝説がある。

  • 一部ではオーナーが首吊り自殺をしたという説もあるが、現在でもオーナーは健在である。
  • 建物内部には盗聴器が無数仕掛けられており、自分の情報等言う事で建物管理者から後日、脅迫を受けるという噂もあるが、真偽の程は不明。
  • 近くに供養のために建てられた神社が火事(放火の可能性大)のため謎の全焼をとげた。
  • 営業時は暴力団関係者などの人間の出入りも多かったため、「違法な賭博や不法入国の外人たちを薬品で束縛している」、「山奥のホテルで外人のお姉さんが埋められてる」等の噂が実しやかにささやかれていた。
  • 1989年(平成元年)真夜中、興味本位で魚津市近郊N市在住の会社員が同僚らと肝試しに同施設に入り呪われ、帰宅後自室アパートの天井からその生霊に襲われ恐怖のあまりコンビニで一夜を過ごし後日、上市町の寺で除霊を受ける。
  • 一時、坪野鉱泉跡地再利用策として地元暴力団が特殊浴場(ソープランド)を建設する計画があったものの事前に当局サイドに嗅ぎつけられボツになる。
  • 坪野鉱泉から無事帰るための条件。
    • 自分の車で行ってはいけない
    • 白い車で行ってはいけない
    • ドアを開けるときは気をつける
    • 一人になってはいけない
    • 自分の名前等の情報を言ってはいけない
  • 帰ってからお祓いを受けた方が良いとされている。
これ以外に同跡地が山間部にあるため肝試しより「車で向かう途中に熊が横切った」などの笑えない話が絶えない。

逸話

  • 1980年代、併営されていたプール(ネッシーランド)で小学生が死亡する事故が起こった。この影響もあり近隣の金太郎温泉天神山温泉に比べ宿泊客が減少したことから経営難に陥り倒産となった(ただし、この事故について語られることは少ない)。
  • 現在、土地所有者は魚津市の暴力団系事務所であり、元坪野鉱泉は集会場となっているため心霊云々以前に危険な場所となっている。地元の警察によれば、現地での脅迫強姦車上荒らしの報告が多数あり、不用意に近づかないよう呼びかけている(こちらも、一部の地元住民の間では噂に過ぎないとも言われている)。
  • 心霊スポットではよくある事だがスプレーによる落書きや損傷、ゴミの不法投棄が多い。年月が経過していることから施設内も埃や降水・降雪による風化がひどくなっている。
  • 1996年5月肝試しに行った氷見市の19歳女子2人が失踪し消息を絶ち、車が氷見市で発見された。この事件は新聞でも報道されている(北朝鮮による拉致という説もある)。
  • 昭和40年代当時としては珍しく男女浴場敷居壁にはガラスに覆われたカラーテレビが備えてあった。
  • 昭和52年頃まで地元ローカル局では坪野鉱泉のテレビCMが流れてており、5人組のハワイアン風コミックバンド『チロリンファイブ』がCMキャラクターとして登場していた。
  • 1970から1977年ごろずいぶんにぎわって,毎晩、フィリピン人や東南アジアの女性たちの「ポリネシアンショー」と称するイベントが催されていた。東南アジアからのジャパユキさんの巣窟だった。すぐ近くに北山鉱泉があるがそちらは、老舗で上品さを売りにしていたが、その反対の色気とインターナショナルな雰囲気を売りにしていた。

備考

  • ネットでは「坪野鉱泉」で検索すると数々のサイトが現れる。
  • 本来、死亡者が出たのはプールだが現在は草木が生い茂ってわかりづらく、上記の通りオーナーの自殺の噂や失踪者の情報の方が有名なため、心霊スポットにもかかわらず肝心な『死亡者が出た場所』があまり知られず荒らされていないという珍しい現象が起きている。ちなみにプールの更衣室は壁一面が赤く塗られている(いつからかは不明)
  • なお、この付近には湧き水が沸いている場所があり、地元の人によく利用される。