お蔵入り

提供: Yourpedia
移動: 案内検索

お蔵入り(おくらいり)とは、計画されていた事柄が何らかの理由により中止・取り止めとなる状況をさす。

語源[編集]

語源については諸説あるが、

  • 蔵にしまいこみ、日の目を見ることがないことからという説。
  • 最終公演日である「千秋楽」の「楽」を逆さまにし、本来よりも早く千秋楽を迎えたことを「くら」と呼んだことからという説。

などが挙げられる。

主な使われ方[編集]

映画・テレビ・書物・楽曲など[編集]

映画テレビ番組書籍楽曲などでは、一旦製作されたにもかかわらず出版・放送されないままとなる作品のことを「お蔵入り」と呼ぶことがある(封印作品も参照のこと)。なお一度公に出た作品については、「お蔵入り」と言うことは少ない。

これらの理由については、

  1. 製作時と公開時での社会情勢の変化等により、出版・放送が困難になった場合。
  2. 製作後に作品に問題が発覚し、出版・放送するのは好ましくないと判断された場合。
  3. 収録は行われたが、視聴率低迷や不祥事発覚等により打ち切りとなり、放送が不可能になった場合。

などが挙げられる。

プロジェクト・物品[編集]

実現することなく終わったプロジェクトや、製作はされたが販売されなかった物品についても、「お蔵入り」と呼ぶことがある。

例えばプロ野球において、優勝が決まっていないがする可能性が高いチームのシリーズチケットを作ったものの、別のチームに優勝をさらわれたとき、そのチケットは「お蔵入り」となる。1973年阪神や、1994年中日などで実例がある(その2年はいずれも巨人が優勝)。


関連項目[編集]