ロート製薬

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2014年1月28日 (火) 07:34時点におけるはぁとちゃん愛好家 (トーク | 投稿記録)による版 (オープニングキャッチ)

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ロート製薬(ロートせいやく)は、大阪市生野区巽西に本社を置く、日本製薬会社である。 ロート製薬本社.jpg

Bouncywikilogo.gif ウィキペディアにも、この項目「ロート製薬」が執筆されています。ぜひこちらも読んでみてください。
アンサイクロペディア削除.png ナニモノかがアンサイクロペディアに「ロート製薬」の項目を執筆しましたが、要出典厨削除厨要八百科厨の暗躍により削除されてしまいました

企業概要

現在のロート製薬のロゴマーク。

前身の「信天堂山田安民薬房」は1899年(明治32年)に創業。現在は胃腸薬や一般向け目薬をはじめとする一般用医薬品(OTC医薬品)やスキンケア製品を主力商品としており、医療用医薬品事業には参入していない。そのため、医薬情報担当者(MR)も不在である。ただ、排卵日検査薬を医療用に提供していることから、医療従事者しか見られない自社ウェブサイトも存在する。更にグループ企業としてアメリカ合衆国メンソレータム社を傘下に置く。

拠点
大阪市(本社)と三重県伊賀市(設置時は合併前の上野市)の2ヶ所に工場を設置。また研究所が本社・伊賀上野・京都府木津川市の3ヶ所にそれぞれ所在する。
企業スローガン
※但し、筆頭提供(1社単独も含む)においてこれらのスローガンが放送されたのは「健やかな明日のために」となった1989年以後で、それまでは読み上げはなかった。
マスコットキャラクター
ロッ太とロッチー。2004年制定。ロッ太は男の子(5歳)、ロッチーは女の子(3歳)。この2人のほか、信天堂山田安民薬房の創業年である1899年から生きている白い鳩・ポッポロートがいる。ロッ太・ロッチー・ポッポロートは、2005年7月から2010年3月一社提供撤退まで5年間、『SMAP×SMAP』(関西テレビフジテレビ系列)のオープニングキャッチにも登場していた。

沿革

現在のV・ロート。新V・ロートと同じ容器になっている。
現在のV・ロートクール。V・ロートと同様、新V・ロートと同じ容器になっている。
発売当初のなみだロート。パッケージのウインドウには涙の形を採用している。
  • 1899年(明治32年)2月22日 - 奈良県出身の山田安民が大阪市南区清水町(現在の大阪市中央区東心斎橋)で「信天堂山田安民薬房」として創業。胃腸薬「胃活[1]を始めとする薬品を販売する。
  • 1908年(明治41年)12月5日 - 「ロート」が初めて商標登録(日本第34402号)される[2]
    ※「ロート」は、中国語名では「楽敦」と表記される。
  • 1909年(明治42年)4月 - 目薬「ロート目薬」発売。
    ※戦時中には「ロート目薬」を「老篤眼薬」と表記していたこともあった。
  • 1931年(昭和6年) - 薬瓶とスポイトを合体した「両口式点眼瓶」を発明。それまでの綿棒に薬液を染み込ませて垂らしたり、スポイトで薬瓶から吸い取ったりする手間や衛生上の問題を解決し、「ロート目薬」を一躍ヒット商品に押し上げる。
  • 1943年(昭和18年)4月 - 創業者・山田安民が75歳で他界。2代目店主に長男の山田輝郎が就任。
  • 1945年(昭和20年)3月10日 - 大阪大空襲により、信天堂山田安民薬房が全焼。
  • 1946年(昭和21年)2月 - 信天堂山田安民薬房の営業を再開。
  • 1949年(昭和24年)9月15日 - 創業50周年を機に信天堂山田安民薬房の事業を継承する形で資本金1000万円の「ロート製薬株式会社」に改組。初代社長に店主の山田輝郎が就任。年内に本社を東成区へ移転。
  • 1952年(昭和27年)12月 - 目薬「ロートペニマイ目薬」発売。
  • 1954年(昭和29年)9月 - 胃腸薬「胃活」をリニューアルし、「ロート胃腸薬 シロン」として発売。「パンシロン」シリーズの源流となる[3]
  • 1956年(昭和31年)10月 - 目薬「ロートネオマイ目薬」発売。
  • 1958年(昭和33年)9月 - 目薬「新ロート目薬」発売。
  • 1959年(昭和34年)
    • 4月 - 胃腸薬「キャシロン」発売。
    • 11月 - 本社(それまでは東成区大成通に所在していた)及び大阪府内に点在していた工場(主に生野区林寺)を全て統合し、大阪市生野区巽西に移転。
  • 1962年(昭和37年)2月1日 - 胃腸薬「パンシロン」発売。同時に胃腸薬「ロート胃腸薬 シロン」の後継品である胃腸薬「ロート胃腸薬 シロンS」も発売。
  • 1963年(昭和38年)6月 - 胃腸薬「パンシロン〈錠剤〉」発売。
  • 1964年(昭和39年)2月 - 目薬「V・ロート」発売。
  • 1966年(昭和41年)
    • 9月 - 目薬「ロート目薬S」発売。
    • 10月 - 鎮痛剤「ロートン錠」発売。
  • 1967年(昭和42年)9月 - 胃腸薬「パンシロンG」発売。
  • 1973年(昭和48年)
    • 3月 - 涙液状の目薬「なみだロート」及び抗菌性点眼薬「サルファロート」を発売。
    • 10月 - 目薬「V・ロートクール」発売。
  • 1975年(昭和50年)8月 - 近江兄弟社滋賀県近江八幡市)の経営破たんにより、1974年(昭和49年)12月に日本国内での製造・販売権を返上していた外皮用薬メンソレータム」の製造・販売権をメンソレータム社から取得し、外皮用薬「メンソレータム」、外用鎮痛消炎薬「メンソレータムのラブ」、薬用リップクリーム「メンソレータム薬用リップスティック」の3商品を発売(注)。
  • 1978年(昭和53年)4月 - 山田輝郎が会長に就任し、社長に長男の山田安邦が就任。
  • 1979年(昭和54年)4月 - 目薬「新V・ロート」発売。
  • 1980年(昭和55年)4月 - 胃腸薬「新パンシロン」発売。
  • 1981年(昭和56年)6月 - 抗菌性点眼薬「ロートSD点眼薬」発売。
  • 1982年(昭和57年)
  • 1983年(昭和58年)7月 - 液状の胃腸薬「パンシロン胃腸内服液」発売。
  • 1986年(昭和61年)2月 - プログラマー向け目薬「ロートOA1」発売。
  • 1987年(昭和62年)
    • 1月 - 花粉症向け目薬「ロート点眼薬アルガード」発売。
    • 2月 - 若者向け目薬「ロートZi:」発売。
    • 11月 - 当社初の健康食品「ロート漢方アマチャヅル」発売。
  • 1988年(昭和63年)
    • 5月 - 目薬「なみだロートL」発売。
    • 6月 - メンソレータム社を買収して経営権を取得。
  • 1989年(平成1年)
    • 3月1日 - 中高年向け目薬「ロートV40」発売。
    • 6月1日 - 創業90周年を機にロゴマークを左側が赤で右側が青のダブルRシンボルに変更[4]
    • 9月10日 - 日本で初めて、ウルソデスオキシコール酸を配合した胃腸薬「パンシロン新胃腸薬」を発売。
  • 1990年(平成2年)
    • 6月 - プロフェッショナル向け目薬「ロートPRO」発売。
    • 8月 - 外皮用薬(鎮痒消炎薬)「メンソレータムAD軟膏」及び「メンソレータムADクリーム」を発売。
  • 1991年(平成3年)4月 - 目薬「新V・ロート」をリニューアルし、「新V・ロートプラス」として発売。
  • 1992年(平成4年)3月 - ドライアイ向け目薬「なみだロート ドライアイ」発売。
  • 1993年(平成5年)9月1日 - 水のいらない胃腸薬「パンシロンNOW」を全国で発売[5]
  • 1994年(平成6年)4月 - 市場では初のティーン向け目薬「ロートZi:リセ」発売[6]
  • 1995年(平成7年)11月7日 - コンタクトレンズケア用品「ロートCキューブ」発売。
  • 1996年(平成8年)9月 - 胃腸薬「パンシロン01」発売。
  • 1997年(平成9年)
    • 4月 - 目薬「ロートZi:」をリニューアルし、「ロートジーファイ」として発売。
    • 6月 - 三重県上野市(現・伊賀市)に新工場(上野テクノセンター)を着工。
  • 1999年(平成11年)2月22日 - 創業100周年。山田安邦が会長に就任し、社長に長男の山田邦雄(安民の曽孫)が就任。上野テクノセンター操業開始。健康食品「フレックスパワー」を発売し、通販事業を開始。また初のコンタクトレンズ「ロートi.Q.(アイキュー)」及び創業100周年記念の期間限定で胃腸薬「パンシロン胃活飲力」を発売。
  • 2000年(平成12年)
    • 8月 - 異物が混入された目薬と現金を要求する脅迫状が本社に送りつけられる(これは、競合関係の参天製薬が同種の被害にあった直後であった)。この一件を機に、消費者相談窓口の製品情報センター(現・お客さま安心サポートデスク)の電話番号が、各製品のパッケージや添付文書に明記された。この時期、企業CMとして、ロートの目薬の安全性を説明するCM(個々の目薬の容器に「密封ピロー包装」を施していることを告知するのと、ロートの主力製品の画と使用上の注意のテロップが最後に掲示された)を数回流した。また新聞誌上や店頭でも「お求めの際、ご使用の際はご確認ください」という内容の注意喚起広告が掲示された。
    • 10月 - 目薬「ロートジーファイ」をリニューアルし、「ロートジーファイ ニュー」として発売。
  • 2001年(平成13年)4月 - 目薬「新V・ロートプラス」をリニューアルし、「新V・ロートEX」として発売。
  • 2003年(平成15年)
  • 2004年(平成16年)
    • 3月 - 特定保健用食品「タクティTG」発売。
    • 5月20日 - 創業105周年を機に新たなロゴマークを制定し、キャッチコピーも現行の「Happy Surprise! よろこビックリ誓約会社」に変更。
    • 8月 - スキンケアブランド「肌研(ハダラボ)」シリーズを発売。
    • 12月 - メンソレータム社がグラクソ・スミスクラインからニキビ治療薬等の商品ブランド「OXY」の商標権・製造権・特許権を買収、同ブランド商品を発売開始。
  • 2005年(平成17年)
    • 1月14日 - 花粉症向け目薬「ロート点眼薬アルガード」をリニューアルし、「ロートアルガード」として発売。
    • 7月1日 - 森下仁丹との共同販売会社メディケアシステムズを設立。
  • 2006年(平成18年)
    • 2月 - 日本初のティーン向けコンタクトレンズ対応目薬「ロートリセコンタクトa」及び日焼け止め「Orezo(オレゾ)」発売。
    • 5月11日 - 京都府木津町(現・木津川市)の関西文化学術研究都市に研究施設「ロートリサーチビレッジ京都」をオープン。前年にバイエル薬品から取得していたもの。
    • 8月 - ノンカフェイン処方のビタミン含有保健薬「ビタレスト錠」発売。
    • 11月8日 - 漢方薬和漢箋(わかんせん)」シリーズ発売。
  • 2007年(平成19年)
    • 3月22日 - 第一三共グループの目黒化工を買収、子会社化。
    • 11月13日 - 少子高齢化社会に向けて、新プロジェクト「AOHAL(アオハル)プロジェクト」をスタート。その一環として、新規医療法人財団「青輝会(せいきかい)」へ設立資金を寄付。同財団は2008年(平成20年)1月8日に美容皮膚科領域のクリニック「AOHAL CLINIC(アオハル クリニック)」を開院。
  • 2008年(平成20年)
    • 4月22日 - 一般用医薬品では日本初となる膣カンジダの再発治療薬「メンソレータム フレディCC膣錠」発売。
    • 5月9日 - 11種類の有効成分を配合した目薬「ロートV11」を発売。
    • 10月16日 - 2004年から当社従業員並びにその家族の福利厚生を目的として開設したリラクゼーション施設「スマートキャンプ」を一般の方にも利用できるように事業化し、同日「スマートキャンプ東京」をオープン。
    • 10月17日 - ストレスなどによる胃痛・胸やけに対処する胃腸薬「パンシロンキュア」を発売。同時に「ロートAZ胃腸薬U」の後継品である胃腸薬「パンシロンAZ」も発売。
    • 10月31日 - 皮膚医学の向上発展に寄与することを目的とした研究助成「ロート皮膚医学研究基金」を新設。
  • 2009年(平成21年)
    • 4月 - 「ロート目薬」発売100周年。
    • 6月 - 吉野俊昭常務が創業家以外で初めて社長に就任。山田邦雄社長は会長に就任。
    • 9月1日 - 日本で初めて、ソフトコンタクトレンズにも使える「目のかゆみ」に効く目薬「ロートアルガードコンタクト」を発売。
    • 9月2日 - 百貨店向けの機能性化粧品ブランド「episteme(エピステーム)」を伊勢丹新宿店と高島屋大阪店にて発売。
  • 2010年(平成22年)
    • 3月8日 - 目薬「ロートジーファイ ニュー」をリニューアルし、「ロートジーb」として発売。
    • 5月10日 - 日本で初めて、抗ヒスタミン剤を配合したソフトコンタクトレンズ対応目薬「ロートCキューブ クリアフラッシュAL」を発売。
    • 7月 - 新規事業として、熱分解炉システム外販の営業活動を開始。同年11月に当社上野工場に熱分解炉システムを導入。
    • 10月12日 - 胃腸薬「パンシロン01」の微粒タイプをリニューアルし、「パンシロン01プラス」として発売。
    • 12月15日 - ソフトコンタクトレンズ対応目薬「ロートアルガードコンタクト」をリニューアルし、「ロートアルガードコンタクトa」として発売。
  • 2011年(平成23年)
    • 3月25日 - 東日本大震災による震災孤児支援を目的に、当社社員による震災復興の専任支援チームで編成された「震災復興支援室」を新設。
    • 7月11日 - 日本で初めて、ネオスチグミンメチル硫酸塩を配合したソフトコンタクトレンズ対応目薬「ロートアイストレッチコンタクト」を発売。
    • 9月3日 - 製剤技術的な問題からこれまで外用剤への配合が難しかった、ピロロキノリンキノンを世界で初めて配合した美容液「エピステーム Cデュアルエナジー」を「エピステーム」取扱の百貨店で発売。同年11月にはドラッグストア等向けに、同じ成分を配合した美容液「オバジ アクティブベース PQエッセンス」を発売。
    • 9月21日 - 東日本大震災において被災し、両親またはどちらかの親を亡くした子供たちの進学支援を目的に、カゴメカルビーとの3社合同で奨学基金「みちのく未来基金」を設立(同年12月1日に認可を受け、公益法人化される)。
  • 2012年(平成24年)
    • 5月30日 - 竹島が韓国領であると宣伝していた韓国女優キム・テヒを宣伝に起用したことに絡めて竹島がどこの国に帰属するかを問い合わせに訪れた元在日特権を許さない市民の会幹部らが強要罪で逮捕、懲役刑が科される(ロート製薬強要事件)。
    • 6月1日 - 目薬「新V・ロートEX」をリニューアルし、約21年ぶりに製品名を「新V・ロート」に戻して発売。
    • 6月30日 - 子会社のメディケアシステムズが解散。
    • 10月13日 - これまで一部の百貨店限定で販売していた「エピステーム」を同日にイオン成田店内にオープンした直営のビューティカウンター「ROHTO BEAUTY SCIENCEロートビューティサイエンス)」でも取り扱いを開始。
  • 2013年(平成25年)
  • 2014年 (平成26年)
    • 1月15日 - 日本で初めて、トラニラストを医療用と同濃度配合したアレルギー専用目薬「ロートアルガード プレテクト」発売。


(注)「メンソレータム」は、日本ではメンソレータム社のライセンシーとして近江兄弟社が製造していたが、同社の会社更生法適用申請により1975年(昭和50年)3月を以て生産を完了させており、同社の後を受けてロート製薬が権利を継承する形となった[7]

歴代ロゴマーク

初代(1931年4月 - 1989年5月)

初代のロゴマーク。Rの斜め棒が後の「OHTO」を包んでいる。
  • シンボルマーク:「ROHTO」の文字が右上がりに配置され、Rの斜め棒が後の「OHTO」を包み込む形で大きく伸びている。1933年(昭和8年)7月9日の「ロート目薬」の新聞広告およびパッケージで使用が確認されている。
  • 社名ロゴ:「ロート」の「ロ」の上の横棒が右上がりになっていたのが特徴だった。また「製薬」の「衣」の下の部分が、大正製薬のロゴと同じく「∧∧」の形に似た崩し字となっている。
  • これらは原則、CM上ではテロップで表示されず(例:ROHTO(改行)ロート製薬)、パッケージ上に表記されている「(シンボルマーク)ロート製薬株式会社(改行)大阪市生野区巽西1-8-1」の文字を映すことで、ロートのCMであることを示していた。[8]

2代目(1989年6月 - 2004年5月)

  • シンボルマーク:いわゆるダブルRシンボル。左のRは赤、右のRは青を用いていた。
  • 社名ロゴ:字体が変化し、「ロ」及び「製」は普通の字体になる。
  • 製品パッケージやテレビCMのクレジットには原則、シンボルマーク+社名ロゴを用いていたが、2002年頃からCMのクレジットにシンボルマーク+英語表記の社名ロゴ「ROHTO」を用いるようになった。

3代目(2004年5月 - 現在)

  • シンボルマーク:奥村昭夫によるデザイン。「ROHTO」(青字)をベースに、末尾の「O」を跳ねて、赤いアンダーバーをつけている。一見、初代のロゴマークと似ているが、現在のロゴマークでは「R」とアンダーバーは分かれている。
  • 社名ロゴ:「ロート」の部分のロゴは多少変化。「製薬」の部分のロゴはゴシック体に変化。
  • 製品パッケージやテレビCMのクレジットには、シンボルマーク又は社名ロゴを用いるが、製品によってはパッケージにシンボルマークと社名ロゴの両方を用いる場合もある。また、商品名に「ロート」が入る目薬の一部製品では「右上がりロ」の横幅を縮めた「ロート」が現在でも用いられている。洗眼薬「ロートフラッシュ」シリーズは2013年7月のリニューアル時に「ロート」をシンボルマークから目薬の一部製品と同じフォントに改められた。

3代目(現在)のロゴマークに変更されたきっかけとなったのは、2003年2月に当社の若手社員で発足した「明日のロートを考える(略称ARK)プロジェクト 社是チーム」の提言によるものである。

正式な社章は、山田安民薬房の創業から使用されているものが別に存在する。赤い丸の中に四方の山型を白くあしらい(家紋の「丸に七宝」に類似)、中央に日の丸とアルファベットの "A" を配して「山田」を抽象化すると共に「薬房は薬房として、従業員は従業員として日本一を目指す」という意味が込められている。現シンボルマークの制定後も、株券にはこの社章が印刷されている。

提供番組

現在の番組

(2014年現在)すべて各社扱い。

過去の番組

一社提供

びっくりショー万国びっくりショー
相性診断!あなたと私はピッタンコ相性診断!ザ・ピッタンコ

これらのほか、2011年4月から10月までTBSの水曜19時枠で放送された1時間番組『ファミ☆ピョン』の前半枠を一社提供していたが、当時のTBS水曜19時枠はローカルセールス枠であるため、前半枠を一社提供していたのは関東地区のみであり、オープニングキャッチも無かった。

複数社提供

ほか。

テレビ提供番組の遍歴

  • もともとロート製薬はテレビ東京系を除き各局ともに一社提供番組でスポンサーをやっていた。(一社提供番組については原則30分以内という条件付きで)テレビ東京系は東京12チャンネル時代の頃から時折スポットは流れていたものもタイムCMを出稿するのは今は亡き広告代理店萬年社が制作するテレビアニメ作品の兼ね合いやテレビ大阪の開局以後テレビ大阪の開局記念番組やアニメ作品などの時期限定(主に4月-9月)を中心に1980年代から徐々に増やしていった。しかし、日テレ系で「ごきげん月曜7時半」、テレビ朝日系で旧NETテレビ時代の「お笑い他流試合」、TBS系もTBS制作の「クイズテレビずき」、毎日放送制作の「クイズ!!ひらめきパスワード」の後期を持ってそれぞれ一社提供が終了、以降番組枠は二転、三転、四転するも複数社の一社で提供番組は残り続けた。(アニメからバラエティー、ドラマ・時代劇、ニュースなどジャンル問わず)残す砦は「ぼうふら紳士」より続いていたフジテレビ→関西テレビ制作前半枠・フジテレビ系→フジテレビ・関西テレビ共同制作前半枠の一社提供番組のみだった。しかし、この一社提供枠も2010年3月末を持って終了することになった。
  • 2013年現在BS-TBS以外地上波の全国ネットは各局とも30秒での提供番組となっている。
  • かつて年末年始の提供番組は「パンシロン」扱いによる単発番組提供(全国ネット、ローカル問わず)も数多くあった。

オープニングキャッチ

ロート製薬の一社提供テレビ番組では、番組開始時に、ロート製薬社屋の白いタワーにが舞い、社屋全景が映し出されるオープニングキャッチ(16秒間)が放送されていた。これは1962年の『私はナンバーワン』から2010年の『SMAP×SMAP』まで、約48年間に亘って放映された。その間、幾度かの変更が行われ、全部で8パターン製作された。公式サイトのロートCFライブラリーでは、以下4つのヴァージョンが掲載されている。

初代版
本社社屋前で撮影。撮影のため本社屋上に鳩を飼い、撮影条件のよい雨上がりや台風一過を待つため、撮影に半年を要した。1962年から白黒で放送され、1965年からカラーで放送された。BGMは変ホ長調。『クイズダービー』および『アップダウンクイズ』で放送されていたのは、このヴァージョンである。
テロップは3パターン放送され、(1)1975年以前は「ROHTO ロート製薬」と表示され、(2)1976年から1989年5月までは「番組ロゴ 提供 ロート製薬」と表示され、(3)1989年6月から1993年改訂までは番組ロゴを先に出してから「提供 RR ロート製薬」と表示されたが、ロートCFライブラリーは「ROHTO ロート製薬」のヴァージョンである。
1993年改訂版
このヴァージョンより、アニメーションとCGで制作。ラスト5秒のみ実写に切り替わる。これ以後、BGMはト長調に変更された。コーラスを担当しているのは大阪パフォーマンスドール
1996年改訂版
SMAP×SMAP』のみ。映像自体は1993年改訂版と同じだが、BGMが変更されている。
2004年改訂版
新ロゴマークの採用に伴い、ロゴマーク部分だけを変更している。
ロゴマークは「ROHTO ロート」でアルファベットと片仮名で書かれていたが、実際の本社ビルは3代目(現在)のロゴマークに変わってから「ROHTO ロート製薬」の表記である。本記事中の「基礎情報」にある本社屋の写真を参照されたい。[9]

最後に登場する社屋全景の映像は初代から不変で、実際には本社社屋の手前に写っていた池は駐車場に変わり、後方にも高層建造物が林立している[10]などかつての風景とは大きく様変わりしている。

このオープニングキャッチで流れる曲は社歌ではなく、正式な社歌(企業キャラクターソング)は2004年制定の「Happy Surprise! 〜よろこビックリの唄〜」である[11]

2010年3月をもって『SMAP×SMAP』前半枠が複数社提供となり、筆頭スポンサーもP&Gに変更したことに伴い、ロート製薬のオープニングキャッチは消滅した。現在では一社提供から撤退しており、少なくとも同社のオープニングキャッチは縮小傾向にある。スポンサー料の高騰や提供企業サイドの広告費の削減が理由である。同社と共同提供となるケースに移行する場合は広告収入の減少であるため、同社の一社提供だとメリットを持たない点がある。そのため、徐々に同社も含む複数社提供に移行し、毎日放送日曜19時前半枠では1991年9月の『クイズ!!ひらめきパスワード』の一社提供の撤退、TBS土曜19時後半枠では1993年9月の『クイズテレビずき』の放送終了し、同年10月に『チャレンジ大魔王』の放送開始に伴い一社提供の撤退(同社とP&Gの提供に移行)、最後は2010年3月の『SMAP×SMAP』の前半提供の撤退を持ってロート製薬のオープニングキャッチにおける地上波の本放送からは完全に消滅した。

ただし、TBSが運営するCS専門チャンネルであるTBSチャンネル2では、『クイズダービー』が現在も再放送されており、本放送当時に流されたオープニングキャッチやスタジオに掲げられていたロート製薬の商品の看板もそのまま流されているため[12]スカパー!ケーブルテレビ等で同チャンネルを視聴契約すれば初代版ではあるが、現在でもオープニングキャッチの視聴は可能である。

脚注

  1. 胃活」は、1999年2月に創業100周年の期間限定で液状の「パンシロン胃活飲力」として復刻された。
  2. 「ロート」という名称は、目薬の処方を手がけた当時の眼科医界の権威・井上豊太郎がドイツ留学時代に師事したアウグスト・フォン・ロートムントに因む。両口式点眼瓶発明の元となったといわれる、逆三角形の注入器具である「漏斗」から採った名称という説、「パンシロン」シリーズに含まれている成分の一つである「ロート根」(ロートエキス)が由来という説もあるがいずれも誤り。
  3. 名前の由来はスイスレマン湖に浮かぶシヨン城(フランス語/英語:Château de Chillon)の英語読み(シャトー・ド・シロン)から。当地を訪れた山田輝郎がその美しさに感銘したことによる。
  4. 同時に企業スローガンを「健やかな明日のために」と定める。
  5. 1992年9月に滋賀県以西で先行発売された。
  6. 2003年9月ロートリセ」に、2005年4月ロートリセa」に商品名を変更。
  7. 近江兄弟社は現在「メンソレータム」とは別に「近江兄弟社メンターム」を独自に製造・販売している。
  8. ごく一部のCM(目薬「ロートジーb」および風邪薬「ユアS」)では、使用上の注意のテロップの右下に社名ロゴのテロップが表示されているものがある。
  9. 提供テロップは、2005年以後は「提供 よろこビックリ誓約会社! ROHTO ロート製薬」の表記となっていた。
  10. @nifty:デイリーポータルZ 涙のロート・ロード(リンク先の写真は2代目ロゴの時のもの。また、ロゴマークの下はオープニングキャッチと同じく「ロート」のみ書かれている)。
  11. 伸びてる会社の社歌! その1(TBS『がっちりマンデー!!』・2008年3月16日放送)。
  12. 但し、本放送時に番組内で流れたCMは再放送されていない。